インテルイタリア代表DFフランチェスコ・アチェルビの離脱が続いているようだ。

昨シーズンからインテルに在籍するアチェルビ。最終ライン3枚のバックアッパーとしての加入だったが、ステファン・デ・フライの低調なパフォーマンスやミラン・シュクリニアルの去就問題およびケガも手伝い、気づけば全インテリスタが認めるディフェンスリーダーとなっていた。

昨季はラツィオからの1年レンタルも今夏で完全移籍に切り替わり、新たに2年契約を締結。すでに35歳というベテランだが、イタリア人のDFを年齢で判断するのは大きな間違い。今シーズンも引き続き老練な守備が期待されている。

しかし、8月初旬にハムストリングを痛め、19日のセリエA第1節・モンツァ戦を欠場。イタリアカルチョメルカート』によると、28日にアウェイで行われる第2節・カリアリ戦もサルデーニャ島への遠征メンバーから外れており、未だ全体練習にも復帰できていないという。

シモーネ・インザーギ監督はカリアリ戦でアレッサンドロ・バストーニ、デ・フライ、マッテオ・ダルミアンというモンツァ戦と同じ最終ライン3枚をチョイスする見通し。ダルミアンもモンツァ戦で負傷交代して万全の状態ではないが、バイエルンフランス代表DFバンジャマン・パヴァール(27)獲得交渉が決着していないため、やや台所事情が苦しいようだ。

一刻も早いアチェルビの復帰を願いたいところだが、ケガの治癒とは年齢を重ねるごとに遅くなっていくもの。9月3日に行われる第3節・フィオレンティーナ戦でのカムバックを目標にしているようだが、全体練習に参加できていない以上、代表ウィーク明け(第4節)が現実的なタイミングとなるかもしれない。