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今年3月に71歳で亡くなった坂本龍一の意思を継いだ「一般社団法人坂本図書」が設立され、坂本の蔵書を実際に手に取り、読むことができる空間・坂本図書が9月末に東京都内にオープンする。

【画像】書籍「坂本図書」表紙。雑誌「婦人画報」での連載や、鈴木正文との対談を収録。

「いつか古書店の店主になるのが夢だった」と語るほどの愛書家として知られる坂本。「坂本図書」は彼が2017年から準備を進めていた、自身の本を多くの人と共有するための図書構想となっている。都内にオープンする坂本図書は完全予約制となり、場所は非公開で運営される。予約方法などの詳細は、オフィシャルサイトや各SNSにて確認を。

また9月24日には書籍「坂本図書」が刊行される。本書は、2018年から2022年まで雑誌「婦人画報」で連載された「坂本図書」全36回分のほか、坂本が絶大な信頼を寄せた編集者・鈴木正文との対談「2023年の坂本図書」が収録される。発売元となるバリューブックスで本作を予約すると、坂本図書の立ち上げを記念し、本書内でも語られている夏目漱石の短編「夢十夜」の冊子(初版500部限定)と、坂本の残した言葉を記したオリジナルしおりが付属する。

坂本龍一