セルタは28日、ユトレヒトからギリシャ代表FWアナスタシオス・ドゥヴィカスを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年夏までの5年間と併せて伝えている。

 1999年8月2日生まれのドゥヴィカスは現在24歳。古代都市アテネで産声をあげた“点取り屋”はアステラス・トリポリス(ギリシャ)でプロキャリアを始めると、ヴォロスNPS(ギリシャ)を経て、2021年夏にユトレヒトに加入。巧みなボディコントロールと得点感覚でゴールを量産する同選手は、昨シーズンのエールディヴィジで19得点を記録し、FWシャビシモンズ(現:ライプツィヒ)と並んで得点王に輝いた。また2021年3月には、ギリシャ代表デビューをも果たしている。

 今シーズンはクラブ創設100周年の節目の年で、実績豊富な“老将”ラファエル・ベニテス監督を招聘したセルタ。ラ・リーガ第3節終了時点で1分2敗と下位に沈んでいるが、指揮官待望の“9番”はエールディヴィジ得点王の箔をつけてビーゴに到着した。なお、スペイン紙『アス』によると、今夏の移籍市場でDFマヌ・サンチェスやFWジョナタン・バンバらに続く、6人目の新戦力として迎え入れられたドゥヴィカスの移籍金は1200万ユーロ(約19億円)とのことだ。

セルタは28日、FWドゥヴィカスの完全移籍での獲得を発表 [写真]=Getty Images