マンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で左サイドバック(SB)の補強を検討しているようだ。28日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間24日、左SBを主戦場とするイングランド代表DFルーク・ショーが筋肉系を負傷したことを発表。現時点で全治期間は明らかになっていないが、少なくとも数週間の戦線離脱が見込まれている。また、同じく左SBが本職のオランダ代表DFタイレル・マラシアも現在は負傷により欠場が続いている。

 “左SB不足”という予想外の事態に見舞われたマンチェスター・ユナイテッド。現地時間26日に行われたプレミアリーグ第3節のノッティンガム・フォレスト戦(3-2○)では、右SBを主戦場とするポルトガル代表DFディオゴ・ダロトを左SBで起用するなど、苦しい台所事情となっている。こうしたこともあり、クラブは閉幕が目前に迫る今夏の移籍市場での左SBの補強を検討しているようだ。

 そんななか、今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドはブレントフォードに所属するイングランド人DFリコ・ヘンリーに関心を示しているという。現在26歳のヘンリーは2016年にブレントフォードに加入し、以来公式戦201試合に出場し5得点11アシストを記録。今季もプレミアリーグ開幕から3試合にスタメンフル出場を果たしており、チームの中心選手として活躍を続けている。

 マンチェスター・ユナイテッドはそんなヘンリーの獲得を目指し、ブレントフォード側にもコンタクトを取ったようだ。しかし同紙によると、ブレントフォードはシーズン終了後での売却を望んでおり、マンチェスター・ユナイテッドが今夏にヘンリーを獲得できる可能性は低いと伝えている。

 なお、マンチェスター・ユナイテッドヘンリー以外にも、チェルシー所属のスペイン人DFマルクククレジャやトッテナム所属の同DFセルヒオ・レギロン、バルセロナ所属の同DFマルコス・アロンソにも関心を示していると報じられている。

マンチェスター・ユナイテッドに関心を寄せられるヘンリー [写真]=Getty Images