NTTドコモが2023年3月31日に529万人の顧客情報が漏洩したと発表したのは、記憶に新しいところ。その4ヶ月後に警察の捜査や内部調査を元に596万人に訂正、何事もなかったかのように処理をされていました。今回の個人情報漏洩は「ぷらら」「ひかりTV」の契約者ということではありましたが、ひかりTVユーザー筆者の元には何の連絡もなく……安心しているところに圧着ハガキが到着、その内容は本当に酷いものでした。

docomoから情報漏洩のお詫びハガキが5ヶ月遅れで届く人続出!!

今年3月に529万人の顧客情報を漏洩させてdocomo。おそらく大人の事情などでニュースでは大きく報じられなかったため「そんなことあったの!?」という方も多いでしょう。その後の調査報告などを、7月21日に公式ページのお知らせに掲載してあるのですが、トップページには何の記載もないため普通の人は気がつきません……。

そんなわけで、筆者が自分の個人情報が流失したと知ったのは、つい数時間前のこと。3月の情報漏洩時にはさほど話題にならなかったため、もしかしたらこのハガキで「3月のことを知った」人もいるかもしれませんね。

書いてあることは、7月21日NTTドコモのホームページに「ひっそり」と掲載されたものとほぼ同じ。

違うのは「何が」持ち出された情報であるかということ。「不正に持ち出された」とありますが、まるで被害者のような言い回しは腑に落ちません。そこは「不正に持ち出した」だろうよ……。筆者は氏名、住所、電話番号、メールアドレス、お客様番号が不正に持ち出されました……結構ヤバいよ、これ。

文面からも「業務委託先の」「元派遣社員が」などとあくまで被害者気取り。今後の対応策に至っては「管理体制の一層の強化を図ってまいります」と、何の答えにもなっていない駄文を小さな文字で並べていました。

そもそも、何が漏洩したかという情報は1行のみ。5ヶ月後に普通郵便、しかも圧着ハガキで送ってくる始末。これは本当に酷い対応……。

参考:NTTドコモ「ぷらら」および「ひかりTV」をご利用のお客さま情報流出のお知らせとお詫び

問い合わせ窓口で詳細を伺うも……

ハガキに書いてある「特設ダイヤル」に電話をしてみるも、ほぼ棒読みの謝罪文の朗読を聞かされることになりました。おそらく依頼されているだけの「書類を読む人」なので、こんな重要な案件なのに何も知らない、何も聞かされていない感丸出し。

聞くも「ホームページで詳細をお伝えするのに4ヶ月かかったのは、警察の捜査があったから」「掲載後ハガキが届くのに1ヶ月かかったのは、漏洩の数が多かったから」「ぷららのお客様にはメールで即お送りした」そうで。つまり、筆者はひかりTVの顧客だから「別にどうでもいい」という扱いなのでしょう。

過去に「ひかりTV(公式)」が、面白いツイートをしていました。こんなツイートはしているのに、600万人の情報漏洩に関してはダンマリなんですね。せめてひかりTVのTwitter(当時)で発信してもらえれば、少なくとも気づかないようなことはなかったのに……空いた口が塞がりません。

ひかりTVを契約していないと見られない番組もあるんだけどな……こんな対応をされるくらいなら、スカパーに戻そっと。本当に疑問なのは、なんで大手メディアはダンマリなんですかね。わかってますけど。

sourceNTTドコモ



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NTTドコモ約600万人情報漏洩、5ヶ月後に本人に通知が届く…ずさんな個人情報管理と最悪な対応