負傷の影響で昨季の大部分を欠場したユヴェントス所属のフランス代表MFポール・ポグバが、27日に行われたセリエA第2節のボローニャ戦で約3カ月ぶりの公式戦復帰を果たし、自身の胸中を明かした。27日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 開幕節のウディネーゼ戦で3-0と白星を飾ったユヴェントスは27日、ホームでボローニャと対戦。24分には先制点を許したものの、80分にドゥシャン・ヴラホヴィッチのヘディング弾で同点に追いつき、1-1のドローで試合を終えた。

 この試合に66分から途中出場し、ケガからの復帰を果たしたポグバは試合後、イタリアメディア『DAZN』で「世界で一番大好きなことをまたできるようになってうれしく思っている」と喜びを露わにした。続けて、試合については「ピッチに立てたことには幸せを感じているが、結果には落胆している。僕らは勝ち点『3』を獲得できたはずだった。しかし、負けなかったことは良かったと思う。これからさらに努力して、経験を積んでいかなければならない」と振り返った。

 ポグバは昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団して約6年ぶりにユヴェントスに復帰。背番号「10」を託されるなど活躍に大きな期待がかかったが、プレシーズン中に右ひざを負傷して長期離脱に。今年2月に戦列に復帰したものの、その後も度重なるケガに苦しみ、ユヴェントス“復帰元年”は、公式戦10試合の出場で0ゴール0アシストという不本意な成績に終わった。

 そんなポグバは自身の状態について「今はフィジカルの状態がかなり良くなった。最高の状態に戻りたいが、プレー時間やトレーニングが不足している」と明かし、さらに「だが僕には若かった頃と同じように、かなりのハングリーさがある。僕はまだ30歳だ。ユーヴェのファンのみんなにトロフィーと喜びをプレゼントしたい」と続け、“再起”を誓った。
 

約3カ月ぶりの公式戦復帰を果たしたポグバ [写真]=Getty Images