株式会社博報堂東京都港区、代表取締役社長:水島正幸)は、世界的なクリエイティブ機関「アルスエレクトロニカ(Ars Electronica)」と共同で、これまで提供してきたアートシンキングを習得できる研修プログラム「Art Thinking School(アートシンキング・スクール)」の内容を拡充し、個人向けにはオンライン動画配信、企業向けにはワークショップメニューを本日より提供いたします。

世界は複雑性を増し、さらに技術の目覚ましい進化も加わり、未来を構想することが難しくなっている中で、企業はさまざまなビジネスイシューを抱え、対応が求められています。このような状況下では、これまでの延長線上の発想ではなく、アートシンキングを習得した上で、新たな角度から、生活者の価値を探索・創造し、新領域での事業開発や人材育成をしていくことが重要です。

博報堂アルスエレクトロニカは、アートシンキングを習得できるオンライン研修プログラム「Art Thinking School」を2021年より提供してきましたが、このたびより多くの方に、身近にアートシンキングを体験、習得いただけるプログラムとして、アップデートした2種類のプログラムを提供いたします。

一つは、個人で受講いただけるオンライン動画配信プログラム「Art Thinking School Inspiration Talk」で、産業界で注目度の高いAIやロボット、SDGsなどのテーマについて、アートの視点から新しい視野の獲得につながるプログラムです。テーマごとに全6本の動画をVimeoにて配信し、配信期間中はいつでもどこでも視聴いただくことが可能です。

もう一つは、企業向けのワークショップ型プログラム「Art Thinking School Workshop」で、対象となる社員の方に「Art Thinking School Inspiration Talk」を受講いただき、そこで得た知見をもとにワークショップを実施、企業のビジョンや組織開発を支援するプログラムです。

両プログラムとも、40年以上にわたりアートシンキングをはじめ「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案する、世界的なクリエイティブ機関・アルスエレクトロニカと、長年の生活者研究とクリエイティビティに強みを持つ博報堂の連携による多彩なインスピレーションを通じて、未来社会へ対峙する独創力・思考力を鍛えることができる内容となっています。

博報堂アルスエレクトロニカは、2014年に協働を開始して以降、未来社会を創り出すアイデアを共創し、社会実装を行う数々の取り組みを行ってまいりました。これからも両社のコラボレーションを通じて、時代に沿いながら生活者と共に新しい社会的価値を創出していきます。

<参考資料>

1.【Art Thinking School Inspiration Talk】

社会・産業界を取り巻く様々なイシューをアートの世界から見つめ直し、新たな視点を獲得するスペシャルオンラインガイドプログラム。2023年8月より各エピソードを順次公開。

[プログラム]

EP01 Art Thinking アートシンキングとは? - 次世代リーダーに必要なリテラシー

EP02 Who Owns the Truth? “信頼”を問い直すアート - 「複数の真実の時代」に向き合うデジタルソーシャリズム

EP03 Smart Citizen & Open Lab アートシンキングと持続可能なコミュニティの作り方 - 未来志向を促す実験場

EP04 Creative Intelligence AI×アートが拓く可能性 - “人と会話するAI”が可能にする共創

EP05 Humanity & Robotinity アートシンキングで考えるロボットと人間 - 自律化の時代のロボット論

EP06 Symbiotic Creativity アートシンキングとポスト人新世 - プラネット・センタード・アプローチ

[開催概要]

参加対象者:アートシンキング、およびその活用方法、アルスエレクトロニカの活動に興味がある方、普段のビジネスや活動に新しい視点や知見を取り入れたい方、既存技術の可能性をアートや社会の観点から学びたい方

申込単位:個人ごと視聴形式:Vimeoでの配信(レンタル形式)

費用:1動画あたり1,000円(#1のみ無料配信)

講師:アルスエレクトロニカおよび博報堂メンバー

お申し込み方法: 下記 URL からご確認ください

https://www.artthinking.h-bid.jp/school

2.【Art Thinking School Workshop】

自社のビジョンやブランドを見直し、“別解”として編みなおし、自社のパーパスやアクションを構想する、ワークショッププログラム。企業ごとに4DAYSプログラムを開催。

[プログラム]

DAY1/DAY2:未来とビジョンを編みなおす

アートシンキングで自社のビジョンを見直し、“別解”としての自社の未来像を描きなおす。継続的に更新できる対象として、未来のビジョンを手に触れられる形で再構築する。

DAY3/DAY4:組織とアクションを編みなおす

五感を使った創造的なアプローチで、自分と仲間・会社・社会との関係を結びなおす。更に、DAY1/DAY2で規定した未来ビジョンを振り返り、会社・チーム・個人のアクションを設計する。

[開催概要]

参加対象者:企業の経営企画、事業、新規事業開発、R&D、マーケティング、人事・人材開発等のご担当者

開催単位:企業ごと 開催形式:対面での実施(オンライン希望の場合は応相談)

講師:アルスエレクトロニカおよび博報堂メンバー

費用:プログラムの費用についてはお問い合わせ下さい。

お申し込み方法: 下記 URL からご確認ください

https://www.artthinking.h-bid.jp/school

【アートシンキング】

博報堂が考えるアートシンキングは、アート※の発する問いに応答し、企業・事業として進むべき方向を定め、組織や立場を越えた対話を行い、イノベーションを創発する思考・態度・行動のことを指します。

※多様なアートのジャンルのなかでも、特にメディアアートに着目します。表現・創作に新たなテクノロジーを利用する、あるいは新たなテクノロジーから生み出される芸術活動であるメディアアートは、人・テクノロジー・社会の未来を洞察するための大きな手がかりとなると考えています。

<イノベーションに向けたアートの意義>

・ Art as Journalism:いま起きていることを知る

・ Art as a Compass:進むべき方向を指し示す

・ Art as a Catalyst:私たちを触発し、意志に力を与える

博報堂ブランド・イノベーションデザイン】

博報堂内のブランドとイノベーションの専門組織として、新事業開発からUX、組織変革、オープンイノベーションまで未来に向けたあらゆる変革を支援しています。

https://h-bid.jp/

アルスエレクトロニカ

アルスエレクトロニカは、オーストリア・リンツ市を拠点に、40年以上にわたって「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案し続けている世界的なクリエイティブ機関です。アート・テクノロジー・社会をつなぐ場として、毎年9月に行われるアルスエレクトロニカフェスティバル未来のミュージアムであるアルスエレクトロニカ・センター、メディアアートの最先端コンペティションであるプリ・アルスエレクトロニカ、R&D機関であるアルスエレクトロニカフューチャーラボの4部門を軸に、未来の人類と社会を描き続けています。

特にアルスエレクトロニカの研究開発部門であるフューチャーラボは、国際的なアーティストや科学者とのネットワークとチームを保有し、幅広い分野で技術革新の研究開発および社会実装を行っています。博報堂とは2014年度より提携しており、欧州企業だけでなく、日本企業との協働プロジェクトも多く手がけています。

https://ars.electronica.art/news/en/

博報堂アルスエレクトロニカの取り組み】

博報堂アルスエレクトロニカは、日本社会にアートシンキングを実装する目的で、2014年から協働しサービスを展開しています。2020年からは「Rebranding the Future」を掲げ、日本独自のイノベーションを築くことを目的に、本質的な問いを立てるオンライン・ブレーンストーミング「Creative Question Challenge」、未来を主体的に変革するアイデアを生み出すワークショップなどを精力的に行っています。アート及びアーティストからインスピレーションを受け、自らのミッションを生み出す「アートシンキングプログラム」には、今回提供を開始した、組織知としてのアートシンキングを“深める”ための「スクール」に加えて、体験を通じてアートシンキングに“触れる”ための「ツアー」、次代の事業をアートシンキングで“想像する”ための「プロジェクト」があり、さまざまな企業の課題や状況にあわせてプログラムを提供しています。

アートシンキングプログラム:https://www.artthinking.h-bid.jp/

配信元企業:株式会社博報堂

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