なでしこジャパンのMF宮澤ひなた(23)だが、行き先はマンチェスター・ユナイテッドになるようだ。『ata football』が伝えた。

先日まで行われていたオーストラリアニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)では、なでしこジャパンの主軸として戦い、通算5ゴールを記録。澤穂希さんが2011年のドイツ女子W杯で記録した日本人最多ゴールに並ぶと、そのままadidasゴールデンブーツ賞(得点王)を受賞していた。

所属していたマイナビ仙台レディースは、海外移籍のためにチームからの離脱を発表。一部の報道では、なでしこジャパンのチームメイトでもあるMF長野風花も所属するリバプールへの移籍が噂されていたが、世界の女子サッカーを中継する『ata football』によれば、ユナイテッドが獲得にするとのことだ。

リバプールは選手と合意していたとも見られていたが、ユナイテッドが横槍を入れ、現在は契約にかなり接近しているとのこと。リバプール行きの可能性も残されてはいるが、優勢なのはユナイテッドだという。

宮澤神奈川県出身で、日テレ東京ヴェルディベレーザから2021年のWEリーグ開幕を前にマイナビ仙台に移籍。WEリーグでは2シーズンを戦い39試合4得点。皇后杯では2試合出場、WEリーグカップでは5試合に出場していた。

池田太監督の下でなでしこジャパン定期的に招集されると、20日に終了したオーストラリアニュージーランド女子W杯に参加。それまではレギュラーポジションも危うかった宮澤だったが、グループステージでは初戦のザンビア女子代表戦で2ゴール、3戦目のスペイン女子代表戦でも2ゴール、ラウンド16のノルウェー女子代表戦でも1ゴールを記録し、その活躍で世界中の注目を集めていた。

ユナテッドはFAウィメンズ・スーパーリーグ(FAWSL)に所属しており、2022-23シーズンはチェルシーに次いで2位でシーズンを終えていた。