エア･ウォーターアグリ&フーズは8月29日、2023年秋冬新商品を発表した。
家庭用･業務用の凍菜の新商品をそろえるほか、家庭向け冷凍トップシール型惣菜に新たに挑戦する。当季は家庭用の「CHEFLLY(シェフリー)」ブランドで冷凍食品4品を、業務用「saveur(さぶーる)」ブランドで冷凍農産品2品を、新発売する。「調理の時短･簡便」と「健康志向」のニーズに対応する長期保存可能な冷凍野菜を中心にラインアップを拡充した。
家庭用のシェフリーは業務用で培ったノウハウを活かして“レストランの味をご家庭に”をコンセプトとしたブランド。当季新商品はいずれも9月1日に発売する。
トップシール型惣菜(容器上面にフィルムでふたをしている形態)は「ブロッコリーのペペロンチーノ風」と「揚げなすのみぞれ和え」の2品を発売する。
CVS(コンビニエンスストア)でも人気のトップシール型惣菜は、餃子や唐揚げなど肉系が上位を占めるとして、同社は自社グループ内で調達できるブロッコリーや大根おろしを使用し、「セット買いしやすい野菜のおつまみ」「夜でも罪悪感が低いおつまみ」をコンセプトに新商品を開発した。いずれも製造は大山春雪さぶーる早来工場(北海道)。
▽「ブロッコリーのペペロンチーノ風」(80g、税別278円)アンデスの高原にある契約農家で育てたブロッコリーをガーリックの香りとピリッと辛い唐辛子風味で味付けした。調理方法は電子レンジ500W 約2分、600W 約1分40秒。
▽「揚げなすのみぞれ和え」(120g、税別328円)揚げなすを国産大根おろしを使用したさっぱり味の特製ダレで和えた。電子レンジ500W 約3分10秒、600W 約2分50秒。
冷凍野菜シリーズでは「国産カレーのやさいミックス」と「九州産紅はるかさつまいもカット」の2品を発売する。原料調達、加工･包装まで自社グループで一貫対応している。
▽「国産カレーのやさいミックス」(250g、税別298円)すべて国産のじゃがいも、たまねぎ、にんじんの3種ミックス。カット済みなので下処理が不要で簡便性が高い商品です。カレーの具材のほか、スープなど煮込み料理、炒め物、オーブン料理などさまざまな料理の具材として使用できる。製造は北海道エア･ウォーター･アグリ旭川工場。
▽「九州産紅はるかさつまいもカット」(200g、税別398円)スティック状にカットしたさつまいも。スイートポテトやペーストで使用する場合は電子レンジで加熱すれば簡単につぶしやすい。大学芋などにする場合は冷凍のまま油調理できる。また冷凍のまま炊飯器で米と炊き込めば、さつまいもご飯ができる。製造はトミイチ九州。
〈業務用ではアーティチョーク・ミックスベリー販売〉
業務用の冷凍農産品は次の2品を新発売する。
▽「アーティチョーク」(500g×20袋)ヨーロッパの春の野菜として親しまれている、地中海沿岸原産の多年草。若いつぼみを食用としてピザ、スープ、パスタなどさまざまな料理に使用できる。製造はペルーのIQF DEL Peru 社。発売は2023年12月。
▽「ミックスベリー」(500g×20袋)旬の時期に収穫したチリ産の3種のベリーをミックスした。バラ凍結で、冷凍のまま必要な分だけ使える。ストロベリーは食べやすくカット済み。製造はチリVitafoods社。発売は9月。
〈冷食日報2023年8月30日付〉
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