GO株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島 宏、以下当社)は、タクシー領域の脱炭素化を目指す「タクシー産業GXプロジェクト」において、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」(GI基金事業)の一環で「社会全体最適を目指したシミュレーションシステム」構築に取り組む産業技術総合研究所(産総研) に対し、EV(電気自動車)車両のタクシーの運行における電池消費などの車両情報や走行情報、充電関連情報など、総走行実績330万キロメートル以上※の検証で得られたデータの提供を開始しましたのでお知らせします。

※2023年7月末時点当社実績3,306,760キロメートル

産総研へのデータ提供について

GI基金事業では自家用車に比べ稼働率が高く二酸化炭素(CO2)排出量が多い商用車のカーボンニュートラルに向け、 電動商用車の導入と同時に商用利用時のエネルギーおよび運行効率を最適化するデジタルトランスフォーメーション(DX)の構築を通じて個別運輸事業者から社会全体まですべてのエネルギー利用・運行管理などの最適化を実現するスマートモビリティ社会の構築を目指しています。

GI基金事業の研究開発内容の一つである「社会全体最適を目指したシミュレーションシステム」の構築には、運行情報・電池などの車両データや充電・水素充填利用情報、地図情報、気象・道路環境情報な どが必要になります。委託事業者である産総研では、バス・タクシー・トラックの運輸事業者が主体となり商用電動車 の実証実験を通じて得られた各種データの受け入れを一部の運輸事業者から開始しており、当社はタクシー領域における対象事業者となります。

(NEDO発表ニュースリリース:https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101683.html

<提供予定データ>

・電池の消費などの車両情報

・距離・速度などの走行情報

・充電器の設置場所や利用時間帯などの充電関連情報

 など

|代表取締役社長 中島宏のコメント

当社のプロジェクトでは現在10都道府県のエリア特性に応じた運行距離や乗務実務の実態などを考慮した充電計画に向けたシステム開発に取り組み、タクシー領域のGX(グリーントランスフォーメーション)を進めています。

産総研による運輸全体の最適な運行マネジメント計画については、トラック、バスなどモビリティの種別を超えてデータを集めて、シミュレーションをすると伺っています。交通とは一体で利便性が向上されるものでもあり、1日の走行距離が自家用車に比べ7倍程度となるタクシーの複雑な運行形態および様々な気象条件下に耐えうる充電マネジメントの検証データが、運輸全体のカーボンニュートラルに繋がる先駆けの有用な材料となることを期待しています。

|「タクシー産業GXプロジェクト」について

EV車両や充電器導入支援を含むエネルギーマネジメントシステム構築に加え、『GO』を通じたCO2削減量表示など消費者への働きかけを行いCO2排出量3万トン/年※の削減を目指すプロジェクトです。都市部を中心とした全国約100社のタクシー事業者に対して、エリアごとのタクシー運行特性に応じた充電計画の生成といった運行面での支援に並行して、車両や充電器の提供といった設備面での支援を行います。EV車両にはオリジナルのラッピング広告を施し、街中を走行するタクシーの姿を通じて広く一般社会への啓発にも繋げていきます。(https://go-gx.com/ )

※全国ハイヤー・タクシー連合会TAXI TODAY・年間走行距離87,372kmをベースに、最も台数の多いクラウンコンフォートとEV車のCO2排出量差分より推計

|参考:移動で人を幸せに。 GO株式会社について

GO株式会社は、「移動で人を幸せに。」をミッションに、日本のモビリティ産業をアップデートする様々なITサービスの提供を行っています。

※記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。(出願中含む)

配信元企業:GO株式会社

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