メーガン妃のウェディングドレスを担当したデザイナー、クレアワイト・ケラー氏が、ドレスに隠されていた秘密を明かした。ドレスの裾の内側には、花嫁が幸福を願って身につける「サムシング・フォー」のひとつである「青いもの」が縫い付けられたという。クレア氏によると、メーガン妃とバージンロードを歩いたチャールズ皇太子(当時)は、ドレスとベールのデザインに感激していたそうだ。

ヘンリー王子メーガン妃は、2018年5月に英ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂でロイヤル・ウェディングを執り行った

式場には、米司会者オプラ・ウィンフリー“テニスの女王”セリーナ・ウィリアムズデヴィッド・ベッカムヴィクトリア・ベッカム夫妻、ジョージ・クルーニーアマル・クルーニーさん夫妻、メーガン妃とドラマ『SUITS/スーツ』で共演したキャストを含む600人のゲストが出席した。

挙式はアフリカ系米国人主教やゴスペルミュージック、ケーキのフレーバーなど異例づくしで、ウィンザー城の周辺には約10万人の観衆が集まった。

この日、メーガン妃が纏ったウェディングドレスは、フランスのファッションブランド「ジバンシィ」によるものだ。

当時、ブランドのウェディングドレスデザイナーでアーティスティックディレクターだったクレアワイト・ケラー氏が手がけたもので、シンプルでタイムレスなスタイルは世界中の人々を魅了した。

そんなクレア氏が、メーガン妃のウェディングドレスに隠されたある“秘密”を明らかにした。

欧州の結婚式では、花嫁が幸福を願う「サムシング・フォー(古いもの、新しいもの、青いもの、借りたもの)」の4つのアイテムを身につけるのが伝統だ。

英誌『Vanity Fair』のインタビューに応じたクレア氏は、メーガン妃のドレスには“サムシング・ブルー(青いもの)”が密かに縫い込まれていたと話した。

クレア氏は「私達はそれを、ウェディングドレスの裾に縫い付けました。そこにあるのを知っているのは、メーガンだけなのです。それは小さなブルーのギンガムチェックでした」と述べ、「ドレスの内側に密かに隠された、完全に個人的な記念品だったのです」と付け加えた。

メーガン妃は2018年、HBOのドキュメンタリー番組『Queen of the World』に出演した際、ウェディングドレスを前にしながら「ドレスのどこかの内側には、小さな青い布が秘密に縫い込まれているの。それは、私のサムシング・ブルーなの」と話していた。

そして「これは、私が(ヘンリーと)初めてのデートで着た時のドレスの生地から作られたのよ」と述べていた。

メーガン妃がロイヤルウェディングで頭上につけたベールには、英連邦53か国のそれぞれを象徴する花の刺繍が縫い付けられていた。

このデザインについてクレア氏は「(メーガン妃は)バージンロードにそれぞれの国の要素を持ち込んでいるように感じました。彼女の新しい役割とそれらへの架け橋が、着ているものに込められているのです」と説明した。

メーガン妃の実父トーマス・マークルさんロイヤルウェディングに出席できなかったため、チャールズ皇太子(当時)がメーガン妃と一緒にバージンロードを歩いた

クレア氏は当時を振り返り、「チャールズ皇太子は、ドレスと(ベールの)刺繍に感激していました。私達が身廊で待っている間、それらについて質問してくれたのです」と語った。

クレア氏は2020年に「ジバンシィ」を退社しており、今年9月にはファストファッションブランド「ユニクロ」で新ライン「UNIQLO : C」をローンチする。

画像は『The Royal Family 2018年5月19日付Instagram「The Duke and Duchess of Sussex’s wedding service was conducted by the Archbishop of Canterbury Justin Welby and took place in St. George’s Chapel.」』『Clare Waight Keller 2020年2月24日付Instagram「Avec Mr Macron」、2018年12月11日付Instagram「The ultimate surprise」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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