ローマのバンディエラ、フランチェスコ・トッティ氏が古巣に加入したベルギー代表FWロメル・ルカク(30)へエールを送った。イタリアカルチョメルカート』が伝えている。

今夏の立ち振る舞いが各方面から批判されたルカク。昨シーズン中から何度もインテル残留を望むコメントを残しながら、シーズン終了直後にお声がかかったユベントスへと心変わりし、インテル陣営から大きな反発を招くこととなった。

ユベントス行きは頓挫するも、保有元チェルシーからローマへ1年間のレンタル移籍が決定し、結果的に何よりの希望だったであろうセリエA残留を叶えることに。イタリアRadio Serie A』に出演したトッティ氏は、ルカクアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが織りなすアタッキングに期待を寄せる。

「(ルカク加入は)ローマを崇拝する私たちにとって美しい出来事だ。ローマのファンは些細な出来事も大きな力へと昇華することができる。この情熱を他の場所で見つけることは難しい」

「そう、ルカクは素晴らしい契約であり、彼はピッチで違いをもたらしてくれる存在だ。すぐにでもディバラとの好連携を築いてくれるよう祈っているよ。ただ、1人の選手だけで見事なチームは作れない。目的のためには完璧なグループが必要だ。この2人のトッププレーヤーは互いを互いに理解してほしい」

カルチョ随一の熱狂ぶりで知られるロマニスタの存在からしてローマとの相性は良いだろう…とバンディエラから期待を寄せられたルカク。ともにカルチョを代表する選手同士であるディバラとの連携からゴール量産といくだろうか。まだまだ30歳、批判の声を称賛の嵐にかえるチャンスは十分にある。