お馴染みの行進曲マーチ脳内再生されそう。

鎌首を上げて空からの脅威に対処

防衛省は2023年8月31日(木)、2024年度予算の概算要求を発表しました。そのなかで、SNS「X」(旧ツイッター)上で話題になっているのが、巨大なパラボラアンテナを装備した大型トラックの画像です。

「対空電子戦装置(イメージ)」という名前で掲載されていたこの装備は、電磁波領域における能力強化という項目に用いられており、2式(セット)約62億円で調達予定であることが明記されていました。

一部報道によると、2024年度には対空電子戦部隊が陸上自衛隊に新設される計画とのこと。この部隊は、敵の早期警戒管制機AWACS)に対抗する部隊で、同機が搭載するレーダーに対し電磁波による妨害を加えることで無力化し、味方の戦闘機などが有利に戦えるようにするといいます。

また昨今、新たな脅威として認識されるようになった中国の偵察気球に対処することも視野に入れているそうです。

この新設する対空電子戦部隊に配備する目玉装備となるのが、前出の対空電子戦装置で、開発は三菱電機が担当するとしています。

SNS上では、この対空電子戦装置の画像に対し、「ゴジラで見たやつだ!」や「メ―サー光線車に違いない」、「いやハイパワーレーザービーム車でしょう」「怪獣退治に使うやつだ!!」などといったコメントがあがっていました。

陸上自衛隊向けの新装備、対空電子戦装置(画像:防衛省)。