アナキン・スカイウォーカー唯一の弟子である“元ジェダイ”アソーカの新たな物語が描かれる新ドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」が、毎週水曜日にディズニープラスにて独占配信中。9月6日(水)に第4話が配信予定だ。主人公アソーカ・タノの前に立ちはだかるのは、ダース・ベイダーの後継者で帝国の復興を目論むスローン大提督

【写真】アソーカ・タノの宿敵スローン大提督は超冷徹なヴィラン…

スローンについて、製作・監督・脚本を務めるデーブ・フィローニは「彼はシャーロック・ホームズの宿敵であるモリアーティからオマージュを受けた悪役です。フォースこそ持っていませんがそんなハンデを感じさせないほどの頭脳とダース・ベイダーのような冷徹さでアソーカも皆さんも罠にかけます」と解説。アソーカとの対決に注目が集まっている。

■一介の軍人から大提督へと上り詰めたカリスマ的悪役スロー

本作の舞台は、「マンダロリアン」シリーズと同じく帝国崩壊後の銀河。帝国の残党が暗躍する時代に裏で糸を引くのは、一介の軍人から大提督へと上り詰めたカリスマ的悪役スローン。アニメーション作品「反乱者たち」で登場するや、すぐさまダース・ベイダーに匹敵する程の人気を得たヴィラン

彼は戦術だけでなく文学や芸術、哲学などあらゆる分野を研究する帝国軍きっての頭脳派で、帝国に潜入していた反乱軍の内通者を突き止めたり、反乱軍秘密基地を特定し奇襲を仕掛けたりするなど、そのキレ者ぶりは名探偵ホームズを惑わせ先手を打つ“犯罪界のナポレオンモリアーティを彷彿とさせる。

また、帝国を勝利へと導くためには敵も味方も関係なく犠牲を払う冷酷な指揮はまさにダース・ベイダーと通じる。そんなスローンの卓越した指揮能力にはアソーカら反乱分子も苦戦を強いられ、壊滅寸前まで追い詰められる。しかし、思わぬ事故がきっかけで彼はアソーカの仲間と共に宇宙の狭間へと姿を消してしまう。

帝国が崩壊すると残党は指導者を求めスローンを探し始めるが、アソーカはその危険性をいち早く察知しており、ドラマシリーズ「マンダロリアン」チャプター13(シーズン2 第5話)では、スローンに仕えるモーガン・エルズベスの元を訪れ、スローンの居場所を聞き出そうとする姿が描かれている。

そんな本作でスローン役を演じるのはアニメシリーズでスローンの声優を務めていたラース・ミケルセン。デーブ・フィローニは「ラースが再びスローンに命を吹き込んでくれることを光栄に思っています。我々の中に彼以外がスローンを演じる選択肢はありませんでした」とキャスティングについて明かしている。

「スター・ウォーズ:アソーカ」アソーカ・タノ/(C)2023 Lucasfilm Ltd.