マンチェスター・ユナイテッド9月1日、フェネルバフチェからトルコ代表GKアルタイ・バユンドゥルを完全移籍で獲得したことを発表した。

 契約期間は2027年6月30日までの4年間で、1年間の延長オプションも付随。移籍金については明かされていないが、イギリスメディア『BBC』によると430万ポンド(約7億9000万円)がフェネルバフチェに支払われたという。

 現在25歳のバユンドゥルは、母国トルコのアンカラギュジュでプロキャリアをスタートさせた。2019年7月には、フェネルバフチェへと完全移籍で加入し、初年度から正守護神として活躍。昨シーズンは公式戦40試合でゴールマウスを守り、チームの国内カップ戦制覇に大きく貢献した。

 また、世代別のトルコ代表にも継続的に選出されており、2018年に開催されたトゥーロン国際大会(現:モーリスレベロトーナメント)では、U-20代表チームの一員として日本代表とも対戦。2021年5月にはアゼルバイジャン戦でフル代表デビューを果たした。A代表ではここまで国際Aマッチ通算5試合に出場している。

 初の国外挑戦が決まったバユンドゥルは、マンチェスター・ユナイテッドのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

マンチェスター・ユナイテッドに加入し、この素晴らしいクラブにとって初のトルコ代表選手になれたことはとても光栄だ。私は成功への情熱を持っており、この特別なグループが野望を達成できるように全力を尽くすよ。経験豊富なGKのユニットと仕事を始めるのが待ちきれない。我々はお互いをサポートし、求められた時にパフォーマンスを発揮できるよう日々高い水準を保っていきたいと思う」

 マンチェスター・ユナイテッドにとってバユンドゥルは、インテルから加入したカメルーン代表GKアンドレ・オナナに続く2人目のGKの新戦力となっている。

マンUが今夏2人目のGKを獲得! [写真]=Getty Images