リバプールが、エジプト代表FWモハメド・サラー(31)へのアル・イテハドからのオファーを拒否したという。イギリスBBC』が伝えた。

サラーは、エースとして君臨し、過去にプレミアリーグでもゴールを量産。3度の得点王にも輝いており、黄金期を迎えたチームを牽引していた。

リバプールへの忠誠を誓っていた一方で、サウジアラビアから巨額オファーが舞い込むと、本人は耳を傾けることに。アル・イテハドは1億ポンド(約184億円)をオファーし、アドオンを含めれば1億5000万ポンド(約276億円)になるとされていた。

しかし、リバプールは一貫して売却を拒否。チームの中心選手として据えることを決め、ユルゲン・クロップ監督も「100%全力で取り組んでいる」と残留へ動いていると語っていた。

1日にはアストン・ビラ戦に向けた記者会見に出席したクロップ監督。「立場は変わらない。全く疑いの余地はない。他に言うことはない」と、サラーを売却するつもりがないことを改めて語った。

サウジアラビアは移籍市場が7日に終了するが、プレミアリーグは1日がデッドライン・デイ。今更サラーを引き抜かれても、同レベルの選手を補強することは不可能という状況だ。

リバプールは今夏躍動するサウジアラビアから狙われており、ブラジル代表FWロベルトフィルミノ、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ブラジル代表MFファビーニョが移籍。フィルミノは退団が決まっていたが、後者の2人は引き抜かれることとなっていた。