2023年10月14日、アジア太平洋チェンジメーカー支援事業を運営する一般社団法人Earth Company(東京都港区 代表理事:濱川明日香 以下Earth Company)は、支援中の社会起業家でBamboo Village Trust Fundの創設者アリーフ・ラビック(インドネシア)の来日を記念してイベントを実施。パネルディスカッションには、サントリーホールディングス株式会社CSR推進部長 一木典子氏と、一般社団法人エシカル協会 代表理事 末吉里花氏をお招きし、「ビジネスが創る、人と社会と自然が共繁栄する未来」について語ります。
ビジネスが創る、人と社会と自然が共繁栄する未来

[1] 開催背景

[2] なぜ竹による再生経済が必要なのか

[3] アリーフが解決する社会課題

[4] イベント詳細

[1]開催背景

  気候変動をはじめ、私たちが生み出した多くの社会・環境課題は、既に企業や社会インフラの存続に関わるほどの被害を生み出しています。そこで今、ビジネスや消費のあり方として求められているのが、これらの課題の原因を生み出さない、人と社会と自然が共に繁栄していく「リジェネラティブ=再生的」なビジネスモデルです。その実践者で、未だないリジェネラティブな産業を創出している先駆者として世界的に注目されるアリーフと、日本のビジネスや消費のあり方を変えるキーパーソンをお招きして「ビジネスが創る、人と社会と自然が共繁栄する未来」について紐解いて行きます。

[2] なぜ竹による再生経済が必要なのか

 インドネシアは豊かな自然に恵まれる一方で、農地開拓、森林伐採やプランテーション建設、森林火災などにより進んできた熱帯雨林の破壊が世界的に問題視されています。その温室効果ガス排出量は世界10位、うちの半分は、土地使用の変化が原因と言われています。また経済成長の陰で、都市部と農村部の経済格差が広がっており、ジェンダー格差は3倍と言われます。

[3] アリーフが解決する社会課題

 アリーフは、高いCO2吸収量を持つ竹の農林業を行う「バンブービレッジ」をインドネシアに設置し、荒廃した土地を再生。そのプロセスを仕事にし、村の農民・女性たちの能力開発を行っています。これにより、1. 森林減少 2. 気候変動 3. 農村部の貧困 4. 男女不平等 という課題を一度に解決することができます。このモデルを企業と連携しながら拡大し、1000箇所に設置するという「1000バンブービレッジプロジェクト」の実現を目指しています。

[4] イベント詳細

タイトル:「ビジネスが創るリジェネラティブな未来とは~森から、人と自然が共繁栄する世界へ」

日時:2023年10月14日(土)14:00-16:00

会場:KIGI(東京都千代田区永田町2-10-2 株式会社 Innovation Design/B corp認証取得)

登壇者:

Bamboo Village Trust Fund 創設者 アリーフ・ラビック

サントリーホールディングス株式会社CSR推進部長 一木典子氏

・一般社団法人エシカル協会 代表理事 末吉里花氏

・一般社団法人Earth Company 代表理事 濱川明日香

・一般社団法人Earth Company 最高探究責任者 濱川知宏

定員:50名

参加費:1500円

参加お申し込み:https://arief-talkevent2023.peatix.com

主催:一般社団法人Earth Company

会場イメージ

■登壇者プロフィール

一木典子氏(サントリーホールディングス株式会社CSR推進部長)

慶應義塾大学総合政策学部卒業、JR 東日本に入社。八重洲開発プロジェクト、震災後の東北エリアの事業再編、山手線ブランディングを経て、2019 年、株式会社オレンジページの代表取締役社長。2021年には「コンポストで始まる循環の生活実装デザイン」のプロデューサーとしてグッドデザイン賞受賞。2022 年サントリーホールディングス株式会社に転職。「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、人間の生命の輝きをめざし」、同社の「利益三分主義」に基づくCSR活動を担う。プライベートでは、「ダイアログ・ダイバーシティ・ミュージアム 対話の森」や「こどもの複合体験施設 モリウミアス」のアンバサダーも務めている。


末吉里花氏(一般社団法人エシカル協会代表理事 / 日本ユネスコ国内委員会広報大使)

慶應義塾大学総合政策学部卒業。TBS系世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして世界各地を旅した経験を持つ。エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなる持続可能な社会の実現のため、日本全国でエシカル消費の普及を目指している。東京都消費生活対策審議会委員、日本エシカル推進協議会理事、日本サステナブル・ラベル協会理事、地域循環共生社会連携協会理事、ピープルツリー・アンバサダー、環境省中央環境審議会循環型社会部委員(2021.4~)、鎌倉市エシカル消費推進アドバイザー他。


アリーフ・ラビック(Bamboo Village Trust Fund 創設者)

竹と環境再生の専門家で著名な環境活動家でありであり、Environmental Bamboo Foundation(EBF)を設立した母親の元で、7歳の時には既に67種類の竹の名前を覚えていたというアリーフ。後に、志半ばで亡くなった母の遺志を継いでEBFの代表に就任。母国インドネシアで「1000のバンブービレッジ」プロジェクトを立ち上げ、これを10カ国に展開することで、竹による土地再生、世界の木材需要を置き換える竹材の生産と普及を通して、地球と人類の未来を揺るがす森林減少、気候変動、貧困、ジェンダー格差の同時解決に挑む。


濱川明日香(一般社団法人Earth Company 代表理事/共同創設者)

インドネシアバリ島在住。ボストン大学卒業後、プライスウォーターハウスクーパーズに勤務。ハワイ大学大学院にて太平洋島嶼国における気候変動研究で修士号取得。2014年夫・知宏と一般社団法人Earth Compnay を設立し、代表理事に。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion(謳われることなき英雄)」受賞。2018年Newsweek誌「Women of the Future」、2021年Newsweek誌「世界が尊敬する日本人100」に選出。2022 アジア・ソサイエティーよりASIA 21 Young Leaders に選出。Mana Earthly Paradise 共同創設者。

濱川知宏(一般社団法人Earth Company 共同創設者/最高探究責任者)

ハーバード大学卒業後、NGOスタッフとしてチベット高原で働き、後ハーバード大学ケネディ行政大学院で修士号取得。英国大手財団CIFFにて、インドアフリカにおける子供の保護・教育に重点を置いたプロジェクトの企画推進・評価等を行う。革新的なテクノロジーを最貧国へ届けるNGOコぺルニクにて国際開発やBOPビジネスの促進に関わり、ソーシャルイノベーションとインパクト評価を専門とする。日本では青少年のグローバル教育にも従事。元東京大学特任教授。世界銀行コンサルタント。国際会議での講義登壇実績多数。2014年、ダライ・ラマ14世より「Unsung Heroes of Compassion (謳われることなき英雄)」受賞。Mana Earthly Paradise 共同創設者。

■ 団体概要

一般社団法人Earth Company

住所 107-0062 東京都港区南青山 2-15-5 FARO1F (東京オフィス

設立:2014年10月

Earth Companyは次世代につなぐ未来のために、「人と社会と自然が共繁栄する『リジェネラティブ』なあり方をを追求する」ことをミッションに掲げ、以下3つの事業を通して「次世代につなぐ未来」を創出しています。

リジェネラティブな未来を創る類稀な変革力を持つアジア太平洋チェンジメーカーの支援する「インパクトヒーロー支援事業」

・企業・教育機関を対象に、リジェネラティブな未来を創る人を育成する研修プログラム「インパクトアカデミー事業」

リジェネラティブなあり方を具現化した「エシカルホテル事業」

配信元企業:一般社団法人 Earth Company

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