マンチェスター・ユナイテッドは1日、フィオレンティーナからモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトが1年間の期限付き移籍で加入することを発表した。

 かねてよりマンチェスター・ユナイテッドへの加入を希望していると報じられていたアムラバトだが、ついに同クラブへ加入することが決定。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、今回の取引に1000万ユーロ(約16億円)のレンタル料が発生。2000万ユーロ(約32億円)+アドオン500万ユーロ(約8億円)の買取オプションが付随するようだ。

 現在26歳のアムラバトは、2014年にオランダのユトレヒトでプロデビューを果たすと、その後はフェイエノールト、ヴェローナ、クラブ・ブルッヘでプレーしてきた。2020年1月に加入したフィオレンティーナでは中盤の主力として活躍し、2022-23シーズンのリーグ戦では29試合に出場した。また、昨年に開催されたFIFAワールドカップカタール2022では、モロッコ代表の“心臓”として全7試合にフル出場し、アフリカ勢初のベスト4進出に大きく貢献した。

 マンチェスター・ユナイテッド加入が決まったアムラバトは、クラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

マンチェスター・ユナイテッドの選手になれたことは、とても光栄なことだ。この瞬間のために黙々と働いきたけど、僕はいつも自分の心の声に耳を傾ける人間だし、今は夢のクラブの代表としてプレーしている。僕は情熱的な選手で、そのエネルギーをチームにもたらしたいし、一挙手一投足に全力を尽くしたい」

カタールW杯で評価を高めたアムラバト [写真]=Getty Images