株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、昨今高まりを見せる全固体電池での課題解決ニーズに応えるべく、第一人者の講師からなる「全固体電池」講座を開講いたします。

全固体リチウム電池の高性能化に向けて、原子レベルで制御された界面構造を活用した界面抵抗の起源に迫る最先端の研究、実測例やシミュレーションの結果を用いた全固体電池固有の分極要因を基礎から分離法などを説明
本講座は、2023年09月27日開講を予定いたします。
詳細:https://andtech.co.jp/seminars/1ee43265-7c9e-6b62-ac88-064fb9a95405

  • Live配信・WEBセミナー講習会 概要

テーマ:全固体電池の評価・解析技術と高性能化に向けた界面制御技術

~電気化学インピーダンス解析、内部抵抗の解析と評価~

開催日時:2023年09月27日(水) 13:00-17:15

参 加 費:44,000円(税込) ※ 電子にて資料配布予定

U R L :https://andtech.co.jp/seminars/1ee43265-7c9e-6b62-ac88-064fb9a95405

WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)

  • セミナー講習会内容構成

 ープログラム・講師ー

∽∽───────────────────────∽∽

第1部 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価

∽∽───────────────────────∽∽

講師 東京工業大学 物質理工学院・特任准教授 西尾 和記 氏

∽∽───────────────────────∽∽

第2部 全固体電池の分極要因と電気化学インピーダンス解析

∽∽───────────────────────∽∽

講師 長崎大学 大学院工学研究科 准教授 山田 博俊 氏

∽∽───────────────────────∽∽

第3部 全固体電池の内部抵抗の解析及び試作・評価解析技術

∽∽───────────────────────∽∽

講師 株式会社コベルコ科研 技術本部 EV・電池ソリューションセンター EV・電池解析技術室 阿知波 敬 氏

  • 本セミナーで学べる知識や解決できる技術課題

・全固体リチウム電池の基礎的な知識

・全固体リチウム電池の課題である界面抵抗の起源や、その低減技術

・最先端の界面計測技術

・複素インピーダンスの考え方を理解できる

・全固体電池に含まれる分極要因とその解析方法を修得できる

・全固体電池の内部抵抗解析

・全固体電池開発に用いられる分析・評価手法

  • 本セミナーの受講形式

 WEB会議ツールZoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。

 詳細は、お申し込み後お伝えいたします。

  • 株式会社AndTechについて

 化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、

 幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。

 弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」

 「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。

 クライアントの声に耳を傾け、希望する新規事業領域・市場に進出するために効果的な支援を提供しております。

  https://andtech.co.jp/

  • 株式会社AndTech 技術講習会一覧

一流の講師のWEB講座セミナーを毎月多数開催しております。

https://andtech.co.jp/seminars/search

 

  • 株式会社AndTech 書籍一覧

選りすぐりのテーマから、ニーズの高いものを選び、書籍を発行しております。

https://andtech.co.jp/books

 

  • 株式会社AndTech コンサルティングサービス

経験実績豊富な専門性の高い技術コンサルタントを派遣します。

https://andtech.co.jp/business-consulting

  • 本件に関するお問い合わせ

株式会社AndTech 広報PR担当 青木

メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)

  • 下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)

∽∽───────────────────────∽∽

第1部 全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価

∽∽───────────────────────∽∽

【講演主旨】

 電気自動車や定置用の大型蓄電池として、全固体リチウム電池の実用化に向けた研究・開発が活発に行われています。そのような中、固体電解質は市販の液系有機電解質よりも高いリチウムイオン伝導度を有する材料が開発され、全固体リチウム電池の高速充放電が期待できます。しかし、固体電解質-電極間の界面抵抗が大きいため、大電流の充放電を阻害する要因となっています。この界面抵抗の起源を解明して、低抵抗な界面構造を設計することが極めて重要です。本講演では、全固体リチウム電池の高性能化に向けて、原子レベルで制御された界面構造を活用した界面抵抗の起源に迫る最先端の研究を紹介します。

【プログラム】

1.全固体電池の特徴

1-1.全固体リチウム電池材料の開発動向

1-2.全固体リチウム電池における課題:界面抵抗

2.界面抵抗起源探索に向けたモデル界面構造の形成

3.酸化物固体電解質-電極の界面

3-1. 超低抵抗を示す秩序立った清浄界面

3-2.大気に汚染された界面抵抗の起源は何か?

4.硫化物固体電解質-電極の界面

4-1.提唱されている界面抵抗の起源

4-2.清浄界面を活用した界面抵抗起源の解明

【質疑応答】

∽∽───────────────────────∽∽

第2部 全固体電池の分極要因と電気化学インピーダンス解析

∽∽───────────────────────∽∽

【講演主旨】

 次世代蓄電池の一つとして,全固体電池が注目されています。他の電気化学デバイスと同様に,電気化学インピーダンスによる解析は,電池の分極要因や劣化要因の解明に有効ですが,全固体電池では従来のリチウムイオン電池と比べ,分極要因が多岐にわたり,複数の分極要因がきれいに分離できないこともあります。分極要因を正しく帰属しないと,正しい解析はできず,開発方針を誤ってしまうことになりかねません。本セミナーでは,実測例やシミュレーションの結果を用いながら,全固体電池固有の分極要因を基礎から説明し,それらの分離法などを説明します。 

【プログラム】

1.全固体電池

1-1 次世代蓄電池と全固体電池

2.電気化学デバイスの複素インピーダンス

2-1 複素インピーダンス

2-2 電気素子の複素インピーダンス

2-3 電気化学インピーダンス

3.全固体電池に固有の分極要因と電気化学インピーダンス

3-1 固体電解質の分極要因

(1) バルク抵抗

(2) 粒界抵抗

3-2 合剤電極層の分極要因

(1) 電荷移動抵抗

(2) 拡散分極

(3) 固体電解質の抵抗

(4) 電子伝導の抵抗

3-3 全固体電池の分極要因と電気化学インピーダンスによる分離

4.電気化学インピーダンスの測定上の注意

4-1 固体電解質のインピーダンス測定上の注意

4-2 全固体電池のインピーダンス測定上の注意

5.酸化物系全固体電池のインピーダンス測定・解析例

6.まとめ

【質疑応答】

∽∽───────────────────────∽∽

第3部 全固体電池の内部抵抗の解析及び試作・評価解析技術

∽∽───────────────────────∽∽

【講演主旨】

 環境規制の強化やカーボンニュートラル達成のため車両電動化が急速に進んでいます。電気自動車の普及を後押しするためには、電気自動車の急速充電や航続距離延長が求められ高入出力、高エネルギー密度の蓄電池が必要とされています。本講座では、次世代蓄電池として開発が盛んに行われている全固体電池について、インピーダンス測定による内部抵抗解析事例について紹介するとともに、当社における全固体電池の評価・解析技術について解説する。

【プログラム】

1.全固体電池開発の課題

  1.1 全固体電池について

  1.2 全固体電池開発の課題について

2.全固体電池における交流インピーダンス測定,内部抵抗の解析事例

  2.1 固体電解質のイオン伝導率測定

  2.2 交流インピーダンス法を用いた内部抵抗解析

  2.3 対称型セルと伝送線モデルを用いた電極内イオン伝導抵抗の解析

3.コベルコ科研における全固体電池評価・解析技術

  3.1 固体電解質の最適化へのソリューション

   ・固体電解質の合成と評価

  3.2 コーティング層の最適化へのソリューション

   ・表面コート層の評価

  3.3 電極・セル構造の最適化へのソリューション

   ・電極構造の解析

   ・リチウムイオンパス、電子パスの解析

   ・低露点環境下の機械物性評価

  3.4 電池特性制御・管理の最適化へのソリューション

   ・サイクル試験、劣化解析

【質疑応答】

* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

以 上

配信元企業:株式会社AndTech

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ