株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)とグループ会社の商船三井ロジスティクス株式会社(社長:八嶋浩一、本社:東京都千代田区、以下「MLG」、註1)は、日本顧客向けにアフリカの輸出入およびアフリカ内における物流の相談窓口として、ケニアのナイロビにジャパンデスクを共同で設置しました。
アフリカでは、道路、港湾施設、鉄道、空港などの不十分なインフラ、治安、国境における煩雑な手続きなど、様々な問題が効率的な物流の妨げとなっています。加えて、アフリカ各国への輸出においては、船積み前検査の要否や内容が異なり、各国で異なる複雑な税金体系も存在します。
ジャパンデスクでは、アフリカ物流に特化した日本人の専任者を配置し、それぞれのお客様向けにカスタマイズした最適な物流ソリューションを日本語で提案できる体制を整えています。

ケニア・ナイロビに設置したジャパンデスクのお問い合わせ先】

MOL Shipping (Kenya) Ltd.(商船三井ケニア現地法人) / MOL Logistics Holding (Europe) B.V. Nairobi Branch

ジャパンデスク

担当:篠崎(しのざき)、大山(おおやま)

E-mail:africa-jpdesk@molgroup.com / TEL: +254-795-181-687

商船三井グループは、現在ケニアにおいて現地法人MOL Shipping (Kenya) Ltd.と、MLGのナイロビ支店を有し、アフリカ発着の海上輸送、航空輸送のフォワーディング事業を行っています。23年5月にはモーリシャスを拠点とするコングロマリット ロジャーズ・グループの物流部門Velogic(読み:べロジック)のケニアにおけるロジスティクス子会社General Cargo Service Limited(社長:Mr. Mehul Bhatt、本社:ケニア共和国ナイロビ、以下「GCS Velogic」)と戦略的提携を目的とした覚書を締結し(註2)、ケニアや周辺諸国において、フォワーディング、通関、倉庫マネジメント、陸送等を含むトータルロジスティクスサービスを共同で提供しています。

23年7月には、ナイロビで商船三井グループ初となるアフリカでの自社グループ運営の倉庫の営業も開始しました。

ナイロビ倉庫の写真

運営を開始したナイロビ倉庫は、食料や医薬品取り扱いの免許を保持している倉庫です。主要空港のジョモ・ケニヤッタ国際空港まで車で15分ほどの距離にあり、ナイロビの内陸コンテナデポに隣接している好立地にあることから国際物流に非常に便利なロケーションとなっています。

商船三井グループは、経営計画「BLUE ACTION 2035」のポートフォリオ戦略・地域戦略において、アフリカを含む新興国地域での物流事業等の非海運事業の新規開拓・拡大を掲げており、引き続きアフリカ地域での事業推進に取り組んでまいります。

【ナイロビ倉庫の概要】

(註1)MLGは世界に全26か国141拠点の営業拠点、また全51か国189拠点の代理店拠点を有しています(2023年8月時点)。詳細は以下リンクを参照ください。
https://www.mol-logistics-group.com/network/

(註2)戦略的提携の詳細は、2023年6月12日付プレスリリース「東アフリカの物流大手GCS Velogic社と戦略的提携に向けた覚書を締結~アフリカでの物流サービスを強化~(https://www.mol.co.jp/pr/2023/23076.html)」をご参照ください。

配信元企業:株式会社商船三井

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