一般財団法人プロジェクションマッピング協会は、同協会が2012年より企画開催し、今大会で11回目を迎える世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」(以下、国際大会)を2023年9月8日(金)~9月10日(日)の3日間に渡り、明治神宮外苑 聖徳記念絵画館にて開催する。また11月には、過去のグランプリ受賞者全員の作品が集結する「優勝者エキシビション」も同会場にて開催。聖徳記念絵画館が2回、それぞれ異なる表現で輝きを放つ。

【写真】1minute Projection Mapping Competition

なお、国際大会および優勝者エキシビションは、前回に引き続き東京の新しい光の風物詩となっている光の祭典「TOKYO LIGHTS」のメインコンテンツとして実施。TOKYO LIGHTSでは、オフィシャルアンバサダーにGReeeeN、スペシャルゲストに若月佑美氏、プロジェクションマッピング国際大会・授賞式メインMCとしてハリー杉山氏を迎え、豪華な顔ぶれで光の祭典を盛り上げる。

■国際大会「1minute Projection Mapping Competition」について(9月開催)

世界中のクリエイターから寄せられるハイレベルで個性豊かな作品を一度に見ることができる、国内で唯一無二のプロジェクションマッピング国際大会。今大会で11回目を迎え、世界的にも歴史と権威を誇り注目を集めている。

毎回異なるテーマと、1分から1分59秒という短いプロジェクションマッピング作品が集められ、その年の世界一に相応しい表現を競い合う。本年度は「LINK」をテーマに作品を募集し、過去最多となる世界58の国と地域から281組ものエントリーが寄せられた。

■第11回1minute Projection Mapping Competitionファイナリスト決定!

本年度は以下の20組による映像作品で世界一を競い合う。ファイナリスト作品は、2023年9月8日(金)~9月10日(日)に明治神宮外苑内 聖徳記念絵画館にて上映され、9月10日(日)にグランプリが決定する。

Adam Zeke/AEON(ハンガリー)

・Resorb/Umbra(ドイツ)

nullpixel/Merge(メキシコ)

・Alexander Dzhezus/Mashtab(リトアニア)

BBCDesign/千 -SEN-(日本)

・Kuan-Wen LiuUniverse(台湾)

・Elektrick.me/Touch(ブルガリア)

・MOTION HOUSE THAILANDContrasting concurrences(タイ)

George Berlin Studios/Eco-nnections: Flow(アメリカ)

Julia Set Lab/Respiro(Breath)(イタリア)

・Christopher Harrisson/The World In Your Hands(イギリス)

・PHOTINO/Mythropy(日本)

・Kurbas Production/Ties(ウクライナ)

・VPM Creative Lab/Symbiosis(スペイン)

・Clockwork/A Neon Owl Symphony(ポーランド)

・Ari Dykier/Human(ポーランド)

・DotNDash Studio/Entropy(中国)

・DecideKit/見えざる縁 -Miezaru Enishi-(タイ)

Vali Chincișan/Legacy Links(ルーマニア)

・CINERHYTHMGRADATION(日本)

※チーム名/タイトル(国名または地域)

■国際大会の審査員について

国際大会の審査会は、国内外のプロジェクションマッピングや業界の有識者を迎え、厳正なる審査が行われる。以下に審査員の全7名を紹介。

・石多未知行(日本)

クリエイティブディレクター、映像クリエイター、空間演出家、イベントプランナー

・小橋賢児(日本)

クリエイティブディレクター

・西村真里子(日本)

株式会社HEART CATCH 代表取締役/プロデューサー

・Gill Minervini(オーストラリア)

クリエイティブディレクター、プロデューサー、キュレーター、コンサルタント

・Julien Pavillard(フランス)

ディレクター、アーティスティックディレクター

・Laszlo Zsolt Bordos(ハンガリー)

3Dマッピングアーティスト、ライトアーティスト

AVA Animation & Visual Arts(カナダ)

ビジュアルアーティスト

■TOKYO LIGHTS 2023について

2021年より始まった「TOKYO LIGHTS」は、東京の新しい風物詩として未来へのメッセージを発信する光のイベント。TOKYO LIGHTSの「LIGHTS」には、未来の可能性を示す「ビジョン」、表現技術を示す「先進性」、これからを担う「人材」、それらを育み集まる「コミュニティ」などさまざまな意味が込められている。こうした「光」を集め、その化学反応によって輝く希望のメッセージを東京から世界へ届けていく。

聖徳記念絵画館では国際大会が、明治神宮外苑 総合球技場軟式球場では光のアートや音楽を融合させた「光の祭典」が開催される。

■TOKYO LIGHTS「光の祭典エリア」について

「光の祭典エリア」は非日常感のある光の世界を旅するように、先進的なエンターテインメントが配置され、エリア全体で多種多彩な体験ができる。「光の振付師」として国際的イベントの開会式にLED演出を手掛けた藤本実氏らトップクリエイターたちが力をあわせ、光の祭典を創り上げていく。

演出コンセプトは「LINK TOKYO」。さまざまな光に照らし出された東京の魅力をつなぎ、その未来や幸せを世界に発信。また、エリア全体にかかるテーマ曲の作曲をアーティストのRay Kunimoto氏が担当。エリアを鑑賞し音楽を聴く観客と、作品自体が置かれている空間との間に親密なつながりを生み出していく。

加えて、高度な映像技術と先端テクノロジーを活用し、今までにないライブエンターテインメントと新たな体験空間を創造する株式会社IMAGICA EEXが全体の空間をプロデュース。

会場を大胆に活用したデジタルサウンドアートやリアルパフォーマンスを組みあわせた没入型のエンターテインメント空間のほか、フードやドリンクも楽しめる。

■内容の一部を紹介

◆光の祭典では日本の伝統色「紅色」と「藍色」で東京を表現

今年の光の祭典は9月と11月を日本の伝統色のなかでも“代表色”とされている「紅」と「藍」で表現する。

◆TOKYO LIGHTS 2023 Sep.RED

9月は「紅色」を基調とした「TOKYO RED」。「祝祭」や「秋の紅葉」を連想させるカラーリングで、国際大会で予定されている米アカデミー賞授賞式を彷彿とさせるレッドカーペットを用いた演出で華やかに彩る。

◆TOKYO LIGHTS 2023 Nov.BLUE

11月は「藍色」を基調とした「TOKYO BLUE」。「江戸の粋」や「ジャパンブルー」を表現。“勝ち色”とも称される藍色は、過去の国際大会のグランプリ受賞者が集結する優勝者エキシビションを象徴する色として、大会の盛り上がりをより一層後押しする。

■TOKYO LIGHTS 2023 概要

名称:TOKYO LIGHTS 2023

会場:明治神宮外苑 聖徳記念絵画館(東京都新宿区霞ヶ丘町1-1)

および明治神宮外苑 総合球技場軟式球場

◆【TOKYO LIGHTS 2023 / Sep. RED】

2023年9月8日(金)〜9月10日(日):開場18:00/閉場21:00

2023年9月8日(金)〜9日(土):国際大会(2回公演)第1部18:30〜19:20/第2部20:00〜20:50

2023年9月10日(日):国際大会・授賞式19:00〜20:50(1回公演のみ)

◆【TOKYO LIGHTS 2023 / Nov. BLUE】

※11月にTOKYO LIGHTS 2023 Nov. BLUE(メイン企画:国際大会優勝者エキシビション)を開催予定。

※入場の際は事前にチケットの予約が必要。

※9月のイベントでは、光の祭典エリアを含め3日間で合計約3万人を動員予定。

◆チケットの種類

TOKYO LIGHTS 2023への入場、各演目の観覧には事前予約にて以下のいずれかのチケットが必要となる。また、チケットについては在庫がなくなり次第、販売終了となるので注意。

(A)国際大会観覧エリア+光の祭典エリア 1790枚/回

聖徳記念絵画館前にて開催される「1minute Projection Mapping Competition」を観覧エリアで鑑賞する人は、こちらのチケットが必要となる。“光の祭典エリア”への入場も可能。

<金額について>

【国際大会】2023年9月8日(金)・9月9日(日)

一般:2500円

中学生以下および障害者:1500円

【国際大会】2023年9月10日(日)授賞式

一般:3000円

中学生以下および障害者:1800円

※それぞれ、記念品の受け渡しあり。

(B)光の祭典エリア 1万人/日

“光の祭典エリア”へ入場できる。入場無料。国際大会観覧エリアには入場不可。

※「光の祭典エリア」について、記載の来場人数は目安。当日の来場可能人数に上限はなし。

※いずれもQRコード付きのオンラインチケット。入場時にスマートフォン等での提示が必要。

※チケットの販売開始は2023年8月10日(木)を予定。購入方法を含めた、その他チケット情報の詳細は後日改めて発表予定。

大会総合プロデューサーの石多未知行氏に話を聞いてみた。

「(今回のイベントの意図や狙い、目的は?)TOKYO LIGHTSは、プロジェクションマッピングや光のアート・エンターテインメントを軸とした光の祭典を実施し、夜間における東京の魅力創出、およびそれを国内外へ発信して、夜間観光の価値を一層高めていきます。また、プロジェクションマッピング表現をより都民の身近なものとし、夜間の新たな賑わい創出や、観光資源として文化的にも定着を図っていきます」

「今後の展望としては、世界最大級の規模を誇るシドニー(オーストラリア)のVivid Sydney やリヨン(フランス)のFete des Lumieresのような、インバウンドを多く呼び込める世界的な光の祭典にすべく尽力し、国際的な認知獲得を目指していきます」

「(今回のイベントのイチオシ、目玉は?)イチオシは世界最大級のプロジェクションマッピング国際大会『1minute Projection Mapping Competition』です!2023年は世界58の国と地域から281組ものエントリーがあり過去最多を記録!このなかから厳選された20組のファイナリスト作品を、歴史的西洋建築で非常に美しい明神宮外苑 聖徳記念絵画館に一挙投映し、今年の世界一が競われます。ファイナリスト作品はクオリティが高いだけでなく、クリエイターの国や地域、表現方法も多様で、これまでみなさんが持っていたイメージを覆す、迫力のプロジェクションマッピングを体験いただけます。特に今年はAI生成技術を作った作品が多くみられ、次世代のプロジェクションマッピング表現の幕開けを感じさせます!さらにファイナリスト作品とともに、GReeeeN監修のオープニングショーや、国際的に高い評価を得ている招待作家2組による世界トップレベルの作品も上映しますので、幅広い世代から満足いただける内容となっています」

「(今回のイベントのアイデアはどのようにして生まれた?)1分台の短い作品を集め、世界中のさまざまなプロジェクションマッピング表現を一度に見られる大会。今年の制作テーマ『LINK』:世界が政治や経済、貧困やエネルギー問題など、多くの場所で『分断』という言葉が溢れる現在、いまこそさまざまなものを繋ぎ、結びつくことが大切な時代。そんな昨今の時流を鑑み、今年のテーマは『LINK』となりました。身の回りの小さな『繋がり』から未来へ向けたものまで、クリエイターのセンスでさまざまな物事を『接続』『同期させる』ものです。国際大会ではあらゆる領域を繋ぎ、映像表現としても多様性や価値のある作品が世界中から集まりました。光の祭典エリアでも演出コンセプトに『LINK TOKYO』を掲げ、さまざまな光に照らし出された東京の魅力をつなぎ、その未来や幸せを世界に発信できる、充実した『光のコンテンツ』を用意しています」

「(ユーザーへのメッセージは?)今年はAI表現を含め、世界中から集まる最高の表現と最先端の技術を取り入れたプロジェクションマッピングが生で見られる貴重な機会です!ぜひ国内外から、たくさんの皆さまのご来場を心よりお待ちしております。秋の夜長を、飲食と共に『光 / LIGHGTS』で楽しんでください」

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豪華ゲストが登場