Netflixで現在配信中のオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』のナミが初登場する本編映像が公開された。

【動画】悪い海賊の男たちにつかまるも、どんでん返しな『ONE PIECE』ナミの本編映像

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の、尾田栄一郎による人気コミック『ONEPIECE』を初めて実写化した本作は、伝説の“海賊王”ゴールド・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”を巡り、モンキー・D・ルフィ率いる海賊“麦わらの一味”が大海原へと繰り出す壮大な海洋冒険ロマン。今回そんな本作から、ナミの魅力がふんだんに詰まった本編映像が公開された。

 映像は、海上で飢えと渇きで「助けて…」と苦しんでいる“様子”のナミの言葉からスタート。そんな弱った彼女の姿を見て、「運がいいな娘さん。助けるぜ」と怪しげな男たちが近付いてくる。

 「仲間はみんな海賊にやられて、やっと逃げてきたんです」とか細い声しか発することができないナミ…。しかし残酷なことに、男たちも海賊で、金品を持っているとにらんだ海賊は、容赦なくナミの持ち物を無理やり奪おうとする。ところが、男たちが目にしたものは空っぽの宝箱――次の瞬間、彼らの船にいつの間にか乗り込み、颯爽と去っていくナミの姿が映し出される。

 「ごめんね。助かっちゃった」とお茶目な表情を魅せるナミの姿は、原作でもおなじみ。口がうまく交渉が得意で、色仕掛けや泣きまねも駆使し、狙った獲物は必ずゲットする彼女らしさがふんだんに詰まっている映像だ。

 ナミ役を務めるエミリー・ラッドは、日本のアニメやマンガの熱狂的なファンであることも知られており、役を勝ち取るために猛アプローチをしていたそう。「『ONE PIECE』は私のお気に入りの漫画で、ナミにはずっと憧れていました」と話し、「髪を赤く染めてナミとそっくりの髪型にしてみたり、宙返りしたりバク宙したりしている動画をSNSに投稿したりして、みんなが私のことをナミみたいと思ってくれることを願って、できるだけのことを一生懸命やっていたんです。だから、オーディションまでこぎつけたときは『ウソでしょ!?ホントにこの役来ちゃったの?信じらんないんだけど!こんなことってある?』と、最高の気分でしたね」と語っている。

 さらに、本作のオーディションを受ける1ヵ月前には、別の作品でやってみたいレギュラーの役があったとも告白。「結局別の人に決まっちゃったんですけど。それから1ヵ月後、ナミのオーディションの話が来て、もしその役を引き受けていたら『ONE PIECE』を見送らなければならなかったことに気づいたんです。まるで天が私に『ダメダメダメ、あなたの役目はこっち』と語りかけているように感じたわ」と、本作への出演は奇跡的な巡りあわせによりつかみ取ったものであることを明かした。

 Netflixシリーズ『ONE PIECE』は、Netflixにて世界独占配信中。

『ONE PIECE』場面写真<ナミ> Netflix シリーズ「ONE PIECE」8月31日(木)世界独占配信  (C)尾田栄一郎/集英社