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週明け以降、太平洋側はぐずつきやすく、大雨となる所もありそうです。一方、猛暑は落ち着くものの、厳しい残暑はまだ続きそうです。

熱帯低気圧の動向注意

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台風12号は勢力を落として、今夜までに「台風」から「熱帯低気圧」にグレードダウンする予想です。

ただ、「台風」と「熱帯低気圧」の違いは最大風速だけです(最大風速が約17m/s以上の熱帯低気圧を「台風」とします)。単なる「熱帯低気圧」となったとしても、本州付近は影響を少なからず受けそうです。

太平洋側を中心に週明けにかけて、熱帯低気圧やその周辺の暖かく湿った空気が流れ込みます。

特に、今夜からあす4日(月)は、関東や東北太平洋側などに発達した雨雲や雷雲がかかる見込みです。激しい雨や雷雨となり、大雨となるおそれがあるため、注意が必要です。

太平洋側はぐずついて雨量増加も

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週の中頃になると熱帯低気圧の影響は次第に弱まりますが、本州付近は秋雨前線や低気圧の影響を受けます。これらの影響を受けやすい、東海や関東、東北太平洋側などで雨の日が多くなる見込みです。

西日本の太平洋側でも、前線や低気圧の位置によっては、予想よりも天気の崩れる所が多くなる可能性があります。

また、前線や低気圧に向かって、南から湿った空気が流れ込みやすいため、太平洋側では雨の量が多くなるおそれがあります。今後の気象情報をご確認ください。

極端な暑さ収まるが残暑厳しい

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あす以降は次第に、太平洋高気圧の本州付近への張り出しが弱まります。照り付けるような強い日差しは少し落ち着いてくる見込みです。週の後半になると極端な暑さは収まる予想です。

ただ、それでも最高気温が連日30℃以上の所がほとんどで、厳しい残暑はしばらく続きそうです。雨などで湿度が高くなる所もあり、引き続き熱中症には注意してください。

週間 台風12号の勢力落ちても関東など大雨のおそれ 猛暑収まるが秋雨前線南下