マンチェスター・ユナイテッドイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、自身に対するエリク・テン・ハグ監督のコメントに反論した。イギリスSport Bible』が伝えている。

ユナテッドは3日、アウェイで行われたプレミアリーグ第4節のアーセナル戦で1-3の敗戦を喫した。

同試合後、公式会見に出席したテン・ハグ監督は、試合前のチームニュースで触れていなかった招集外の選手について言及。スコットランド代表MFスコット・マクトミネイに関しては体調不良が原因だったと説明した一方、同じくメンバーを外れたサンチョに関してはトレーニングでのパフォーマンスが求めるレベルに達していなかったと語った。

「トレーニングでの彼のパフォーマンスによって、我々は彼を(招集メンバーに)選ばなかった」

マンチェスター・ユナイテッドでは毎日(求める)レベルに到達しなければならない。したがって、前線に関しては選択肢もあり、この試合で彼は選ばれなかった」

今回のオランダ指揮官のコメントは、日ごろの努力不足やトレーニングに対する姿勢への批判ともとれるものであり、SNS上では2021年夏の加入以降、いまだドルトムント時代のような輝きを放てていないサンチョに対するネガティブな声も挙がっている。

これを受け、サンチョは今回のテン・ハグ監督のコメントに関する声明を発表。「不公平だ」と不快感を示している。

「読んだことをすべて信じないでほしい! 僕は他の人が完全に真実ではないことを言うことを許さない。僕は今週のトレーニングで非常にうまくいっていた」

「今回の件には他にも理由があると思うけど、ここでは触れるつもりはない。僕は長い間スケープゴートにされてきたけど、これは不公平だ!」

「僕が求めているのは、笑顔でフットボールをしてチームに貢献することだけだ。もちろんコーチングスタッフが下したすべての決定を尊重する。素晴らしいプレーヤーたちとプレーできているし、毎週がチャレンジだと理解している。そういったことに感謝の気持ちも抱いている」

「僕はこのバッジのために何があっても戦い続けるよ!」

今回の一件に関しては主観的な部分が大きくテン・ハグ監督、サンチョのどちらの言い分が正しいか判断するのは難しいところだが、両者の間で十分なコミュニケーションが取れていないことは間違いなさそうだ。