マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、メンバー外となった理由を説明したエリック・テン・ハフ監督に反論した。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第4節が3日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドアーセナルと対戦。27分にマーカス・ラッシュフォードのゴールで先制したものの、その直後に同点弾を許すと、後半アディショナルタイムに2失点を喫し、1-3での逆転負けを喫した。

 開幕から3試合連続で途中出場していたサンチョだが、この試合はメンバー外に。試合後、その理由について聞かれたテン・ハフ監督は「ジェイドンはトレーニングのパフォーマンスに基づいて選ばなかった。マンチェスター・ユナイテッドでは毎日あるレベルに達しないといけないし、私たちには前線の選択肢がある。だから、この試合は彼を選ばなかった」と説明した。

 しかし、この発言を受け、サンチョは自身のX(旧ツイッター)を更新。「読んだものすべてをどうか信じないでほしい!」と声明を発表し、指揮官のメンバー外理由を真っ向から否定した。

「僕は全く真実ではないことを言っている人々を許さない。今週のトレーニングではとてもうまくやっていた。この件には他にも理由があると思うが、ここで触れるつもりはない。長い間スケープゴートにされてきたけど、これは不公平だ。僕がやりたいのは、笑顔でフットボールプレーして、チームに貢献することだけだ」

コーチングスタッフが下したすべての決断を尊重しているし、素晴らしい選手たちとプレーしているから、毎週が挑戦であることは理解している。そういったことに感謝の気持ちも持っている。僕はこのバッジのために何があっても戦い続けるよ!」

 現在23歳のサンチョは2021年夏に移籍金7300万ポンド(約134億円)でドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入。昨季も身体・精神面の不調により、約3カ月間公式戦を欠場するなど、安定したパフォーマンスを披露することができていないが、果たしてドルトムント時代の輝きを取り戻すことはできるのだろうか。

指揮官の発言に反論したサンチョ [写真]=Getty Images