ついに最終回を迎え、デビュー組が決定した『R U Next?』。練習生たちの運命を決めた、第10話の内容を追っていきたい。

(参考:【写真】『R U Next?』デビューメンバー6名

 観客を入れての生放送で行われた最終ラウンド。会場には緊張感が漂っていた。最後のラウンドが行われる前に、まずはデビューメンバー6人の決定方法について説明があった。

 6人のうち2人については事前投票とファイナルライブで行われる投票結果を総合し上位2人、残りの4人はこれまでの全てのステージを通して披露された実力と可能性から事務所が選択するという方式のようだ。

 最終ラウンドは新曲ミッションと、10人全員で披露するテーマソングミッションの2つとなる。

 まずは事前投票の結果が発表された。下位からヒメナ、ウォンヒ、ジョンウン、モカ。そしてデビュー圏内となる6人は、6位から順にイロハ、ジウ、ユナ、ジミン、ミンジュ、ヨンソだ。

 またここでグループ名が発表された。『I’LL-IT』、自主的で革新的、そして二つの動詞の間に何が入っても潜在力のあるグループという意味が込められたグループ名だ。

 ついにこの中から選ばれし6人が、夢のデビューを掴み取る。

 1つ目のミッションである新曲ミッションは「Aim High」と「Desperate」。明るく爽やかなイメージの前者と色気のあるイメージの後者、対照的な2曲だ。

 曲・パート分けのオーディションの結果、「Desperate」チームはミンジュ、ジウ、ジミン、ヨンソ、イロハ。「Aim High」チームはウォンヒ、ユナ、ジョンウン、モカ、ヒメナとなった。

 「Aim High」の作詞を担当したのはなんと番組MCを務める少女時代スヨン。最終回まで見守ってきたスヨンからのメッセージのような楽曲となっている。楽曲のイメージの通り、笑顔で練習をかさねる5人の姿が印象的だ。

 チアリーダーを連想させる衣装で登場した5人。センターを務めたウォンヒを筆頭に、全員が初回からどれほど成長したかをはっきりと見せつけていた。

 「Desperate」チームも真剣な眼差しで練習を重ね、本番では表情管理を含め一瞬の隙も見せないステージで、世界観をしっかりと表現した。

 ステージ上でプロの顔を見せた練習生たちだったが、最終ラウンド準備期間に開催されたパジャマパーティーでは、ライバルとしての10人ではなく、ここまで歩んできた仲間としての姿をみせた。宿舎での様子を暴露して笑い合ったり、お互いの選んだ名場面を見て思い出を語ったりとリラックスした雰囲気だった。

 画面が会場からの中継へと戻ると、2回目の投票の途中経過を合算した中間結果が。放送中に行われているライブ投票の現時点でのトップ4が発表されるという。4位からミンジュ、ヨンソ、ウォンヒ、そして1位はジミンという結果だ。激しく入れ替わる順位に緊張感が高まった。

 そんな緊張感の中、10人の練習生が全員で用意した最後のステージが迫る。披露するのは番組のテーマソング「R.U.N」だ。モカの「みんなで走り続けているような楽曲」という言葉の通り、これまでの道のりを思い出すような舞台になりそうだ。

 合宿最終日には、初日である101日前の自分からのビデオメッセージを振り返るシーンも。ジョンウンのメッセージには目を潤ませ、ユナのメッセージには笑みを浮かべる練習生たちだった。ミンジュの夢を追いながらも自分の心を大切にしようとするメッセージにも心を打たれるものがあっただろう。

 始まった「R.U.N」のパフォーマンス。22人全員の想いを背負って、10人が最後のステージを完成させる。

 青春の爽やかさを詰め込んだような楽曲と照明に、10人の笑顔が輝いていた。6人に絞るという分かりきっていたルールが残酷なものに思えるほどに、全員の姿が眩しかった。

 会場には脱落してしまった練習生たちの姿も見えた。会場を訪れた12人はファイナルまで残った練習生を応援しにきただけでなく、22人全員でのサプライズステージを披露するために来ていた。

 「みんなで一緒に」、その言葉が22人全員にとって嬉しかったようだ。22人で作り上げるステージは、「Given-Taken」「FEARLESS」「Attention」の3つで構成されており、過去のミッションを思い出すものだった。

 最後のステージが終わると、最終結果発表の時が。ついに『I’LL-IT』としてデビューする6人が決定する。

 1人目のメンバーとして名前が呼ばれたのはウォンヒ。可能性を見せ、成長し続けてきたウォンヒがデビューの座を掴み取った。びっくりして言葉がうまく出ない様子にコーチ陣も笑顔を見せた。

 2人目はヨンソだ。呼ばれた瞬間に涙を見せたヨンソ。投票によって選ばれたヨンソは、震えた声でファンへや家族、サポートしてくれた全員に対しての感謝を述べた。

 3人目以降は事務所からのチョイスとなる。スター性、ステージの上で披露された実力、魅力、潜在力を含めて選んだという。

 3人目として名前が上がったのはミンジュ。投票結果でも3位だったという。笑顔と涙が混ざったような表情には、これまでの努力が滲んでいた。

 4人目はイロハ。名前を呼ばれるとまずは満天の笑顔を見せた。柔らかく明るいイロハらしい挨拶だった。

 5人目となったのはモカ。手の震えを抑えながらコメントしたモカ。驚きと嬉しさが混じったような表情だったが、徐々に最高の笑顔へと変わっていった。

 『I’LL-IT』最後のメンバーとして名前を呼ばれたのは、ユナ。ユナの名前が呼ばれると隣に立っていたジョンウンが声をかけていたのが印象的だ。ユナは涙ながらに崩れ落ち、これまで背負っていたプレッシャーの重さを感じさせた。涙が止まらないユナの姿に、練習生たちも涙を見せていた。

 コーチ陣からも祝福と労いの言葉が贈られ、アイキからは今回メンバー入りを果たせなかったメンバーに対しても「参加して何か頑張ってきた、かっこいい練習生の皆さん、皆さんの人生にかっこいいマラソンの瞬間がまた訪れると思います」とあたたかい言葉が届けられた。

 最後の最後まで順位が変動し続けた最終ラウンド。誰が選ばれてもおかしくないほど、ファンからの応援の声が届けられ続けていたのだろう。

 22人の今回の旅路はここで終わったが、これからまた全員がそれぞれの方向を向いて、新たな道を歩き出す。『I’LL-IT』としてのデビューをつかんだ6人、そして新しい道を見つける16人。

 応援してきた多くのファンも、自分が応援してきたメンバーを胸に新たな日々を過ごすこととなる。次のステージへと向かう練習生たちを、応援し続けたい。

(文=フルヤトモコ)

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