重岡大毅ジャニーズWEST)が主演し、ヒロインを新木優子が演じるドラマ『単身花日(たんしんはなび)』が、テレビ朝日系にて10月14日より毎週土曜23時に放送されることが決定した。重岡と新木は、本作が初共演となる。

【写真】重岡大毅、爽やか笑顔の撮りおろしショット

 いわしげ孝による漫画『単身花日』(小学館「ビッグコミックス」刊)をドラマ化した本作は、主人公の単身赴任をきっかけに、《終わっていなかった初恋》が蘇り、嫉妬や疑心、そして憎しみが渦巻く四角関係に発展していく様を描く“単身赴任ラブサスペンス”。青春時代の淡い思い出と決別しきれない30代男女の本音と葛藤がリアルに迫る衝撃作だ。

 主人公は、東京で妻と娘と幸せな日々を送っているサラリーマン・桜木舜(さくらぎ・しゅん)。彼は急な辞令で単身赴任することになり、中学時代を過ごした思い出の地・鹿児島へ向かう。そこで17年ぶりに再会したのは、中学時代に惹(ひ)かれ合っていた初恋の人・花。花の夫は一等航海士で1年の大半を海の上で過ごしているため、ほぼひとり暮らし状態の彼女は、夜遅くに突然舜の家にやってくるなど、自由過ぎる行動で翻ろうしていく。そんな花は、その無邪気な振る舞いからは想像もつかないほどの《ある秘密》を抱えていて…。

 さらに、舜のかつての恋のライバルは同業他社の営業マンとなっていて、再び火花を散らすことに。そのライバルと花は現在も仲が良く、名前で呼び合うほど距離が近い。愛する妻がいる身ながら、舜の嫉妬の炎が静かに燃え上がっていく。一方、東京に残った妻も、電話やメールの様子から夫が浮気しているのではないかと心配し、突然鹿児島に現れ…。衝撃展開の連続に、花が抱える《ある秘密》まで交錯し、事態は思いもよらぬ方向へ―。

 本作の主人公でハウスメーカーの営業マン・桜木舜を演じるのは、ジャニーズWESTの重岡大毅。ドラマ『雪女と蟹を食う』や『それってパクリじゃないですか?』に出演し、今後も主演映画『禁じられた遊び』『ある閉ざされた雪の山荘で』の公開を控えるなど俳優としても活躍する重岡が、“愛する妻”と“再会した初恋の人”の間で揺れ動く舜の心情をリアルかつ繊細に体現する。

 舜の初恋の人である中学教師・武田花(旧姓・桐野花)役は、新木優子。ドラマ『コード・ブルードクターヘリ緊急救命‐』、『SUITS/スーツ』、『モトカレマニア』(3作品ともフジテレビ系)、『僕の殺意が恋をした』(読売テレビ日本テレビ系)、『六本木クラス』(テレビ朝日系)など多数の話題作に出演してきた新木が、謎めいた魅力で主人公を翻弄する難役に挑む。なお、舜、花と四角関係に陥る役どころを演じる主要キャストは後日解禁される予定。

 重岡は、本作について「『これは“単身赴任ラブサスペンス”です』と聞いた時は、正直なんやろうって…(笑)。でも、初恋の人と再会して心が揺れるのは、特別な思いもあるやろうし、ちょっとわかるかもなぁと思いました」とコメント。自身が演じる舜については「マジメなところもあるし、頑張っている人なんですよ。『こんなことするんや!』って、わかるところもたくさんありました」と評する。

 ヒロイン役の新木は「私が演じる花は、この作品の中で1番謎めいたキャラクターなんです。物語の中で、花だけちょっと時空が歪んでいるというか…すごく素直に生きているんですが、少し幼いというか、純粋さが際立っているように感じたので、それをうまく表現できるよう頑張りたいですね」と抱負をコメント。主演の重岡については「お会いしてみたら“関西のお兄ちゃん”というイメージ通りの方でした(笑)。この夏、私が観に行ったフェスにも出られていたり、とても忙しくされているのに明るい方で、ご一緒できてうれしいです」と語っている。

 オシドラサタデー『単身花日』は、テレビ朝日系にて10月14日より毎週土曜23時放送(初回拡大スペシャル)。

重岡大毅新木優子のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

重岡大毅(桜木舜役)

最初、「これは“単身赴任ラブサスペンス”です」と聞いた時は、正直なんやろうって…(笑)。でも、初恋の人と再会して心が揺れるのは、特別な思いもあるやろうし、ちょっとわかるかもなぁと思いました。そして、この枠では初めてのテーマにチャレンジするということも聞いたんです。スタッフさんも「いろいろチャレンジしたいです!」とおっしゃっていて、そんなん言われたら僕も燃えてくるし、「頑張りたいです! お願いします!」という感じで、ワクワクしました。

原作は、読み始めたら止まらなくなりましたね! この先、どうなるんやろう…って思いながら最後まで読んで、“単身赴任ラブサスペンス”の意味がわかりました。めちゃくちゃ面白かったです。

原作や台本を読んでいると、僕が演じる舜ってマジメなところもあるし、頑張っている人なんですよ。「こんなことするんや!」って、わかるところもたくさんありました。そして、スタッフさんとお話させていただいたり、こういう取材を受けていると一気に実感が湧いてきて、エンジンが掛かる感じがするんですよ! 今、なんとなく自分の頭の中に、舜を演じるイメージというか種みたいなものはあるので、これからどんどんそれが大きくなっていくような気がしています。

新木さんとは、まだお会いしたばかりで「初めまして」という段階です(笑)。クランクイン前に、取材などでキャストの皆さんにお会いする日があるんですけど、意外といっぱいおしゃべりできるので、僕はそういう時間を大事にしているんです。早く仲良くなって一緒に頑張っていけたらいいなと思います。

新木優子(武田花役)

恋愛作品は何度か経験してきましたが、今回は今までにない役柄ですし、サスペンスの切り口もあるというストーリーだったので、すごく新鮮な気持ちで原作と台本を読ませていただきました。原作が少し昔の作品なので、今っぽくないところもあるのかな? と思っていたんですけど、全然そんなことなくて今の状況に重ね合わせられましたし、より多くの世代の方に楽しんでもらえる作品になると思います。本格的なサスペンス作品でもあるなと感じて、そこもすごく魅力的でした。

私が演じる花は、この作品の中で一番謎めいたキャラクターなんです。物語の中で、花だけちょっと時空が歪んでいるというか…すごく素直に生きているんですが、少し幼いというか、純粋さが際立っているように感じたので、それをうまく表現できるよう頑張りたいですね。

重岡さんは、お会いしてみたら“関西のお兄ちゃん”というイメージ通りの方でした(笑)。この夏、私が観に行ったフェスにも出られていたり、とても忙しくされているのに明るい方で、ご一緒できてうれしいです。

ドラマ『単身花日』に出演する(左から)新木優子、重岡大毅 (C)テレビ朝日