やはり追い込まれた時こそ人の本性が現れるということか―。

 タレントの松村沙友理が「上田と女が朝まで吠える夜!憧れのあの人から大嫌いなアイツまでつながっちゃうぞSP」(日本テレビ系)に出演したのはさる8月27日。人気アニメ「ONE PIECE」のフランキー役などで知られるベテラン声優の矢尾一樹に対して、若気の至りで失礼な振る舞いをしてしまったことを振り返り、謝罪した。

 松村は2017年に公開されたアニメ映画ドラゴンキングダム ~魔法の森と水晶の秘密~」で声優初主演を飾っているが、何でも、少年役を演じる難しさから、収録時にふて腐れてしまったそうで、同作で共演した矢尾がアドバイスをしてくれたものの、松村はそれを無視してしまったことをカミングアウト。

 その後、スタジオに登場した矢尾の口からは、アドバイス通りにできない自分にイラ立ち、舌打ちしていたことや、挨拶もせずに収録途中で帰ってしまったというヤバすぎる松村の振る舞いが明かされ、共演者たちからも悲鳴が上がっていた。

 そんな松村は、それ以来の共演となった矢尾に対して「ずっとずっと気になってて…ほんとにほんとにごめんなちゃい」とぶりっ子全開で謝罪。矢尾も「かわいいから許す!」と、松村の「おフザケMAX」な謝罪を受け入れる懐の広さを見せたが、視聴者からは「いくら機嫌が悪くても、大先輩を無視はダメでしょ。ましてや、舌打ちなんてあり得ない」「顔は可愛いけど、人間性が終わってて、ドン引きです」「なかなか失礼なことしてるんだから、普通に謝れよ」など、松村の過去の振る舞いと、謝罪態度への批判が殺到している。

「番組放送後に松村は自身のインスタグラムで矢尾とのツーショット写真をアップしており、『本番中は ちゃんと謝れなかったので改めて本番後 謝罪させて頂いた際もずっとずっと優しくて本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした』『お詫びの品もお渡しでき、ずっと長年モヤモヤしていたのでお会いできてお話しできて感謝でした』と、本番後には真剣な謝罪をしたことを明かしていますが、本当に謝りたかったのであれば、番組でなくても謝るタイミングがあったはずだというのが、視聴者の総意のようですね」(エンタメ誌ライター)

 また、乃木坂46の元メンバーであった松村だが、アイドル時代から仕事が思うようにいかない時や、パニックになった時には周りが見えなくなってしまいがちだったとアイドル誌ライターも、こう話す。

乃木坂に加入して1年ほどで『16人のプリンシパル』という舞台に全メンバーが挑戦しているのですが、そこでも場を荒らしたのが松村でした。この舞台は1幕がオーディション、二幕が観客の投票により出演者が決まるキャスティング参加型の舞台公演だったのですが、そのゲネプロ公演で二幕に選ばれなかった松村は自暴自棄になり、舞台裏で『一緒にね、私と仕事したくない人がいっぱいいるんだよ。だから、みんな私を選ばなかったの。私は辞めたほうがいい。ここにいないほうがいい』などとネガティブな発言を繰り返し、生駒里奈白石麻衣といったメンバーたちが必死になってなだめるシーンが乃木坂のドキュメンタリー映画にも収められており、ネガティブな状態に一度陥ってしまうと、ちょっとやそっとのことではメンタルが安定しないという印象が強いです。握手会の対応も機嫌が悪い時は露骨にそれがわかってしまうメンバーだったのは有名です」

 番組放送日に31歳の誕生日を迎え、奇しくもこの日、グループ卒業後も所属していた乃木坂46合同会社を離れ、生島企画室への移籍を発表している松村。

 乃木坂の元人気メンバーというだけで仕事がもらえるほど、芸能界も甘くないはず。今後はどんなにメンタルが弱っていても、仕事関係者へは丁寧な振る舞いができるよう気を付ける必要があるだろう。

(本多ヒロシ

アサジョ