『Simple × Classic × Super Ultralight』をコンセプトにしたTRAILSの超軽量プロダクトシリーズ「ULTRALIGHT CLASSIC Series」。今回、第1弾である、ULバックパック2モデルの予約販売がついにスタート! https://thetrailsmag.com/store

既存の常識にとらわれない自由で大胆な設計思想、g単位で理に適う最軽量な素材を探しアグレッシブに採用する実験的アプローチ。クレイジーな失敗作にも寛容なウルトラライト黎明期のアティテュードは、革新的かつ普遍的な名品を生み出してきた。

そして極限を探求したプロダクトたちは、ハイカーにトレイルライフにおける知恵の習得さえ求め、ハイカーの知識・スキル向上を後押ししてきた。TRAILSはメーカーではない。このシリーズを通じて、僕たちが熱狂した実験的でイノベーティブなULカルチャー再燃のきっかけをつくり出せたらと思う。

■ 製品コンセプト

目指したのは、ベースウェイトが重くなった際にも快適性の高い「腰荷重モデル」でありながらも、「同サイズ (容量) 比で最軽量級の圧倒的軽さ」をほこるロング・ディスタンス・ハイキング用ULバックパックにおけるスタンダード。

PCT、CDT、ATのアメリカ3大トレイルはもちろんTe Araroa (ニュージーランド)、Lapland (北欧) など世界中のトレイルを数カ月間にわたってロング・ディスタンス・ハイキングする際に、快適性と軽さの両立を追求したいハイカーに最適なモデル。

ロング・ディスタンス・ハイキングにおいては、次のリサプライポイント (補給をする町) が遠く通常より多くの食料を持たなければいけないケースもあれば、水場が少ないエリアで大量の水を背負うこともあれば、季節に応じて携行するギアが増えることもある。またアメリカのトレイルでは、ジョン・ミューア・トレイルのように、ベアキャニスターが必携の場所もある。このように、ロング・ディスタンス・ハイキングでは、荷物が想定以上に重くなることが数多くある。

そこで必要なのが、腰荷重における荷重分散と追従性を最適に実現してくれるウエストベルトの設計である。今回の開発にあたって快適性を左右するフォームの硬さはもちろん、その高さや厚みもミリ単位でのトライ&エラーを繰り返した。

軽量化においては、フレームレス構造のULバックパックのクラシックなスタイルを採用し、その上で本体ボディには超軽量で強度が高い最先端のファブリックである「ULTRA200」を使用した。またテープやプラパーツもULバックパックで主流である20mmではなく、極細の12mm幅に合わせた軽量なものをセレクトし、全体から細部にいたるまで軽量化を図った。

こうして快適さと軽量さが両立できるギリギリの境界線を探ってたどり着いたのが、『LONG DISTANCE HIKER』である。

スペック

[重量] 500g ※製品ごとに個体差があります。

[容量] 55L (本体+ポケット)

[サイズ] S, M

※目安 (身長):S (~165cm) M (165~180cm)

[素材] ULTRA200 (本体)、ULTRA STRETCH (フロントとサイドのストレッチポケット)

[製造] MADE IN JAPAN

※製品仕様は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

  • 『ULTRALIGHT HIKER』

■ 製品コンセプト

目指したのは、「肩」荷重モデル、同サイズ (容量) 最軽量クラス。そして必要十分の極限をg単位で削ぎ落とした、ファンクショナル・ビューティーと言えるほどにシンプルな構造や新たな素材を実験的に採用する、アグレッシブなULバックパック。

サンプリングしたのは2000年代初期のUL黎明期における超軽量バックパック。当時の、常識にとらわれずクレイジーなまでに極限の軽さに固執するアティテュードは、革新的なマテリアルの採用や構造の発明にとどまらず、ハイカーに新しい知恵 (知識・スキル) の習得すらもたらした。

今では当たり前のフレームレスバックパックも、当時は非常識と思われるほどだった。しかしそれは、必要十分とは何かをゼロベースで考えなおし、大胆すぎる引き算の発想を取り入れたイノベーティブなデザインだった。そして、クローズドセルマットをフレーム代わりにマルチユースする、という知恵をハイカーに与えてくれた。

また当時衝撃を受けたのは、ヨットのセイルなどに使われていた、ゴミ袋とも揶揄されたりしたキューベンファイバー (現DCF) という見たこともない異素材をバックパックに採用したこと。軽量化において合理的であれば、前例がなくともアグレッシブに採用するこの実験的アプローチは、ハイカーがMYOGする際のUL化の知恵としても定着していった。

ULバックパックを通じて、ハイカーは自らのスタイルを進化させ、自然との新たな付き合い方、ハイキングの新たな楽しみ方を体得していったのだ。今回実現しようとしたのは、こういったULのアティテュードや意義を現代的に再解釈、アップデートしたULバックパックである。

そして今回、大前提として設定したのは、容量30Lで重量200g台を実現することだった。

TRAILSベンチマークした海外ULバックパックメーカー (Gossamer Gear、MLD、HMG、Pa’lante、Zpacks) が展開する、数泊のULハイキングに対応する、軽くて必要十分な丈夫さを持つ30L前後のULバックパック。それらを比較したところ、唯一Zpacksだけが200g台を叩き出していたのだ。こうしてULTRALIGHT HIKERは200g台を目指し設計を進めていった。

もうひとつ達成したかったのが、200g台でありながら可能な限り快適な背負い心地を実現してくれるショルダーハーネスの開発だった。形状、幅、厚み、硬さをそれこそミリ単位でトライ&エラーを繰り返した。本体底部との接続部分には、実験的ともいえるネイルペグを収納するスリーブを搭載。これが擬似フレームとなって追従性が向上し、背中全体への荷重分散を実現させた。

またバッックパックのデザインに関しては、現代トレンドとも言えるFKTへの最適化ではなく、あくまでULバックパック黎明期のクラシックなスタイルの進化系を目指した。その上で、本体ボディには超軽量であることにくわえ、DCF Hybridよりもさらに強度が高い最先端ファブリック「ULTRA200」を採用した。

こうして、ULハイカーを新しい世界へ誘うきっかけとなるアグレッシブなULバックパック『ULTRALIGHT HIKER』が誕生した。

スペック

[重量] 268g ※製品ごとに個体差があります。

[容量] 30L (本体+ポケット)

[素材] ULTRA200 (本体)、ULTRA STRETCH (フロントとサイドのストレッチポケット)

[製造] MADE IN JAPAN

※製品仕様は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

■ 開発ストーリー

なぜ同時に2モデルを開発しようとしたのか? そして、それぞれどんな特徴を持っているのか? 開発背景の詳細に迫った記事も公開していますので、こちらもあわせてご覧ください。

開発ストーリー #01 | 腰荷重と肩荷重の2モデルで最軽量のULバックパックを作りたい

https://thetrailsmag.com/archives/67179

開発ストーリー #02 | 『腰荷重 × 最軽量』快適性と軽さを追求したスタンダードなULバックパック

https://thetrailsmag.com/archives/67466

開発ストーリー #03 | 『肩荷重 × 最軽量』必要十分の極限まで削ぎ落としたアグレッシブなULバックパック

https://thetrailsmag.com/archives/66993

■ 販売方法

・予約販売 (先着順)

※予定販売数を超えた際には、予約受付を終了する場合があります。

・販売ページ

LONG DISTANCE HIKER』

https://thetrailsmag.com/store/archives/67155

『ULTRALIGHT HIKER』

https://thetrailsmag.com/store/archives/67738

■ 発送予定

・2024年2月より順次発送予定

※世界的な原材料不足による原材料の調達遅延、および生産トラブル等により、納期が遅延する場合があります。

<トレイルカルチャー・ウェブマガジン『TRAILS』> https://thetrailsmag.com/

TRAILSは、トレイルで遊ぶことに魅せられた人々の集まりです。トレイルに通い詰めるハイカーやランナーたち、エキサイティングなアウトドアショップやギアメーカーたちなど、最前線でトレイルシーンをひっぱるTRAILSたちが執筆、参画する日本初のトレイルカルチャーウェブマガジンです。

企画と編集に過剰にこだわり、有名無名を問わず世界中のTRAILSたちと編集部がコンタクトをとり、旅のモチベーションとなるトリップレポートやヒントとなるギアレビューなど、本当におもしろくて役に立つ、ここにしかないリアルな情報を独自の切り口で発信していきます。

<TRAILS編集部>

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