神木隆之介が主演を務める連続テレビ小説らんまん』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第23週「ヤマモモ」(第112回)が5日に放送され、元画工で植物学教室助手の野宮(亀田佳明)が、大発見をしたもののまさかの事態に陥ると、ネット上には「それはひどい」「可哀想に…」といった反響が寄せられた。

【写真】同情の声が上がった野宮さん(亀田佳明) 明日の『らんまん』場面カットより

 上京した竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が営む屋台で、久しぶりにふるさとの味に舌鼓を打った万太郎(神木)。満足げな表情で歩いていると、屋台で食事をともにしていた波多野(前原滉)から「話したいことが…」と切り出される。

 立ち止まった万太郎に、波多野は「野宮さん、辞表を出すつもりらしい」と告げる。万太郎が思わず驚いて「えっ?」と聞き返すと、波多野は「僕も今日の夕方聞かされた」と応じ、共同研究の中で野宮が発見したイチョウの精虫について「間違いなく大発見だった」と振り返る。

 しかし、野宮が発見し波多野が論文として発表した研究成果について、世界の植物学界から疑われたことを明かしつつ「まだ世界から疑われるのはいいんだ」ともらし「でも本当にひどいのは…日本国内だったんだ」と告白。日本の植物学界は、第一発見者の野宮が元画工だったことを理由に、発見を認めないという。

 「認めんも何も…真実じゃろう…?」と憤る万太郎に、波多野は「僕が研究してお膳立てして、それをたまたまのぞいただけだろうって…」と悔しさをにじませる。

 元画工という経歴から成果が認められない野宮に対して、ネット上には「そんなひどいこと…それはひどい」「国内から足を引っ張られるとは」「野宮さん可哀想に…」などの声が続出。さらに野宮を守れずに自分だけ大学教授に任命されたことに自責の念にかられる波多野にも「波多野くんの葛藤も分かるよ…」「つらいね…波多野さん…」といったコメントも集まっていた。

連続テレビ小説『らんまん』で画工の野宮を演じる亀田佳明  クランクイン!