『策略ロマンス~謎解きの鍵は運命の恋~』のチャオ・シンと『タマシイ・トレード!』のマー・スーチャオが主演を務める『流星ロマンス』は、各ドラマランキングで1位にランクインし、中国最大のレビューサイト豆瓣(douban)で8.4の高得点をマークしたヒット作。都会で働くヒロイン、ジョン・ダーチエンは恋でも仕事でも挫折を味わうが、幼馴染のムー・ズーリーと再会して甘い一夜を過ごす。ところが、不思議な流星を見た彼女は別次元へとスリップしてしまう。人間関係が希薄になっていたこれまでの都会生活とは一転、故郷で家族と友人たちに囲まれて暮らしながらズーリーとの恋をやり直すことに…。今回は、そんなヒロインをサポートして心温まるエピソードを繰り広げる魅力的なサブキャラクター、それを演じるキャストたちを紹介していきたい。

【写真】高校生男子&年上女性 “年の差”カップルを演じたジョウ・イーラン&ワン・ウェイ

■真面目で優しい“二番手”男子 イエ・シアオウェイ

 元の世界でダーチエンは、自分をずっと見守ってくれていた男友達ムー・ズーリーと恋愛に発展するところだった。だが、パラレルワールドに来てみると、ズーリーとは相変わらず友達のまま。彼女にとっては何でも話せる親友だったイエン・ジュンゾーがここではダーチエンに想いを寄せていることが分かり、思いがけず三角関係となる。父親の借金で苦労してきた真面目なジュンゾーは地元に戻ってきた今、新たにダーチエンとの未来を思い描いて奮闘、レストランを開店した彼女のことを優しく支えてくれるが…。

 ジュンゾーを演じるのは『斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~』に続き、今年も『曾少年(原題)』『長相思(原題)』などの大ヒット作で存在感を発揮している演技派イケメン、イエ・シアオウェイ。彼が元の世界とパラレルワールドで違うタイプのキャラクターを鮮やかに演じ分けているのにも注目だ。

■悩める高校生男子&年上女性のカップル ジョウ・イーラン&ワン・ウェイ

 ダーチエンの一家と家族ぐるみの付き合いをするムー家にはズーリーの下に高校3年生のムー・ズーシーという弟がいる。ビジネスに意欲的で起業した兄とは違って芸術方面に進みたいズーシーは、将来のために兄と同じ大学に進学するべきと勧めてくる教師や両親に反発。やるせない彼の気持ちを理解して夢を応援してくれる兄の女友達ミー・ランへの恋心を深めていくが…。

 思春期真っ只中の繊細な感情に揺れる少年を演じるのは、アイドル出身で新鋭俳優として注目される『初恋王宮~お妃さまと呼ばないで~』のジョウ・イーラン。今年は『当我飛奔向ニー(原題)』『白日夢我(原題)』と立て続けに青春ドラマの主演を務め、そのみずみずしい演技で評価を高めている。そんな彼が、『家族の名において』の美人女優ワン・ウェイと繰り広げるビターでスイートな年の差恋愛も、心の琴線に触れる胸キュンの見どころが満載だ。

■ヒロインの賑やかな両親 レン・シュワイ&リウ・ダン

 ダーチエンは元の世界で家族との絆を失くしていた。離婚して家を出た母親とは疎遠になり、独りになった父親を数年前に看取った彼女は、母親に対する心のわだかまりを解けずにいたのだ。ところが、パラレルワールドで親子3人の生活を体験していくうち、彼女は以前気づけなかった母親、父親双方の気持ちを理解し、過去を埋め合わせるように改めて家族の絆を築く努力を始める。

 そんな親子のドラマを生き生きとしたものにしているのが、頼りない父親を演じる『九州縹緲録~宿命を継ぐ者~』『贅婿[ぜいせい]~ムコ殿は天才策士~』のレン・シュワイと、気の強い母親を演じる『摩天楼モンタージュ~Horizon Tower~』『ロマンスは夏色~恋愛の再発見!~』のリウ・ダン。思いっきり喧嘩して笑いあって泣きあう人間味に満ちたエピソードを繰り広げる、芸達者なベテラン俳優2人の熱演も見逃せない。

 『流星ロマンス』DVDは、9月6日(水)リリース。U‐NEXTで独占先行配信中。

(左から)ムー・ズーリー役のマー・スーチャオ、ジョン・ダーチエン役のチャオ・シン、イエン・ジュンゾー役のイエ・シアオウェイ (C)Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited