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きょう5日は中国地方などで局地的に大雨となっていますが、あす6日は広い範囲で雨が降り、九州から東北にかけて警報級の大雨となる恐れがあります。また、台風13号が発生し、関東に接近する恐れも。8日頃にかけて関東など雨量が増える可能性も。

きょう5日 局地的な大雨に注意

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きょう5日は日が差している所もありますが、台風12号から変わった熱帯低気圧による湿った空気や上空の寒気の影響で、全国的に大気の状態が不安定となっています。

きょう5日朝は北海道新千歳空港で1時間に52.0ミリの非常に激しい雨を観測したほか、午後は中国地方に活発な雨雲がかかり続け、島根県川本町では午後2時までの1時間に57.5ミリの滝のような雨を観測しました。(9月として1位の値を更新)

北海道中国地方だけでなく、局地的に活発な雨雲が点在しています。

晴れている所も、このあと天気の急変にご注意ください。
関東は北部を中心に発雷確率が高くなっていて、このあと急に雨雲が発達し、大雨となる恐れも。積乱雲が近づく兆しを感じたら、早めに安全な場所に避難してください。

あす6日 広く雨 九州~東北で警報級大雨の恐れ 風強まる所も

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きょう5日は局地的な大雨に注意が必要ですが、あす6日は広い範囲で雨が降るでしょう。

台風12号から変わった熱帯低気圧はあす6日にかけて、西日本に接近し、不明瞭化する見込みです。また、今夜には日本海には前線が発生し、ゆっくりと南下するでしょう。熱帯由来の暖かく湿った空気が流れ込んで、西日本や東日本、東北にまとまった雨をもたらす恐れがあり、場合によっては「警報級の大雨」となる可能性があります。

九州や中国、四国、近畿は朝から雨で、局地的に激しく降る見込みです。東海や北陸、東北も昼前には雨で、午後は本降りの雨となり、バケツをひっくり返したような雨の降り方になる所も。
関東は夕方以降は雨の範囲が広がり、夜は雷を伴って雨脚が強まりそうです。

また、太平洋沿岸など、局地的に風が強まるでしょう。あす6日は、沿岸部ほど雨、風ともに強まるため外出の際は注意が必要です。

台風13号発生へ 関東接近の恐れも

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日本の南にある熱帯低気圧は台風に発達する見込みです。台風になれば台風13号となります。

発生後は北上し、あす6日にかけて大東島地方に接近し、7日頃には伊豆諸島近海に進む見込みです。

今のところ台風としてはあまり発達することはない見込みですが、熱帯由来の暖かく湿った空気を運びこむため、油断はできません。
元台風12号の熱帯低気圧や新たに発生する台風13号の影響で6日から7日にかけては、伊豆諸島では雨や風が強まり、関東も台風周辺や台風本体の活発な雨雲がかかる恐れがあります。8日頃にかけて、沿岸部ほどまとまった雨となる可能性があるため、十分注意してください。

関東に近づいた後に、速度が遅くなるため、海上では高波が続くなど、影響が長引く可能性もあります。最新の台風情報にご注意ください。

台風が近づく前の対策 大雨に備えて

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今回の台風では大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。

1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。

3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。

いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。

あすは広く警報級大雨恐れ 四国~関東で雨量増える 元台風12号の熱帯低気圧の影響