児嶋一哉ウエンツ瑛士が、MCを務める「朝メシまで。」のゴールデン初回スペシャル(夜7:00-8:54、テレビ朝日系)が9月6日(水)に放送される。同番組は、夜に仕事をスタートし朝まで働く人たちが“1日の締めに食べる朝ごはん”に迫り、知られざる深夜の仕事に密着するドキュメントバラエティー。WEBザテレビジョンでは、児嶋とウエンツゴールデン初回収録を終えた気持ちや、初回ゲストの上川隆也大久保佳代子との共演の感想、思い出の食事などを語ってもらった。

【写真】ウエンツ瑛士と児嶋一哉の笑顔あふれる2ショット

児嶋一哉「楽しい番組のままで安心しました」

――ゴールデン初回の撮影を終えた感想を教えてください。

児嶋:ゴールデン初回収録でも、深夜に放送していた頃と特に変わった感じはなく、楽しい番組のままで安心しました。変わってほしくもなかったので、変わらず面白かったです。

ウエンツゴールデンに進出ということで、初めてゲストとして来てくださる方もこれから増えてくると思います。僕らも毎回新鮮で楽しみに見ていますけど、完全に初見で見てくれる方がいらっしゃると、僕らも新鮮な気持ちのまま見られて、すごく楽しい収録だったと感じています。

ウエンツ瑛士「人柄を見習いたいと思いました」

――初回の収録で特に印象に残ったことをお聞かせください。

児嶋:普段当たり前に使っている物や当たり前に通っている道など、僕たちが快適に過ごせているのは、誰かが点検や修理をしてくれているからなのだ、と毎回感じます。今回で言うと、飛行機の床の絨毯を張り替えている姿を見て驚きました。この番組のおかげで、日常生活でも信号やエレベーターなどを見ると、点検してくれているのだなと思うようになりました。

ウエンツ:当たり前が毎日やって来るように励んでいる人たちがいて、欠けると大問題になる部分を担ってくれている方々の責任感はすごいなと思います。我々の日常になっていることを日々積み重ねてくださっているのはとてもありがたいです。

今回、白菜農家の方に密着させていただきましたが、深夜に仕事をスタートした時に一緒に働く人たち一人一人に声をかけていて、そういう気を配れる方だから毎日丁寧に白菜を届けることができているのだろうなと感じましたし、そういう人柄を見習いたいと思いました。

――ゲストの上川隆也さんと大久保佳代子さんと共演されていかがでしたか?

児嶋:上川さんはゴールデンだなという感じがしました! 大久保さんは(何度もご一緒しているので)いつも通り安心感がありました(笑)。

ウエンツ:上川さんは職業的に深夜にお仕事をされることも多いと思いますので、ご自身と重ね合わせている瞬間があるのだろうなと感じました。あと、職人気質な方が登場すると、シンパシーが合ったのだろうなという雰囲気が伝わってきました。大久保さんは、心をバシャバシャと洗っていました(笑)。

ウエンツ瑛士「母親が作ってくれるごはんが特別でした」

――芸能生活の中で大変なこともたくさんあったかと思いますが、その中で忘れられない食事はありますか?

児嶋:ドラマの現場に参加させていただいた時に、ドラマの現場ではお弁当が出ない時もあって、当時お付き合いしていた今の奥さんがお弁当をよく作ってくれていました。それが本当においしくて。でも、一度だけお弁当を忘れていったことがあって、その時は最悪な気持ちでした。ちゃんと帰った後に食べましたけど(笑)。

あと、人力舎のお笑い養成所に入った当時、僕も含めてみんな、まだ痛い目に遭う前なので自分が一番天才だと思って尖っていて。そんな中、僕はお母さんのお弁当を持って養成所に行っていました(笑)。

ウエンツ:僕は小さい頃からお仕事をさせていただいていて、両親も共働きだったので、母方の祖父母の家にいることが多くて。でも、たまに日曜日に母親の仕事が早く終わると、僕が好きな煮込みうどんを作ってくれて、そのうどんが本当に特別でした。その中で特にドキドキしていたのが、次の日の朝に食べるおじやでした。楽しみで月曜日の朝は早く起きていましたし、本当はお弁当に詰めて持っていきたいくらい好きでした。

児嶋一哉「当たり前があるのは誰かがその当たり前を作ってくれている」

――番組でさまざまな職業を見てきたと思いますが、特に興味が沸いたお仕事はありますか?

児嶋:湯葉製造のお仕事を見て、一度やってみたくなりました! 10時間とかは無理ですけど(笑)。

ウエンツ:お茶を作っている回で、発酵したり選別したりする作業が印象に残っています。お茶を摘む工程でボランティアや近所の方が手伝いに来てくれている姿や、地域の名産を作っているという意味では街に恩返しをしていると思うので、すてきだなと思いました。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

児嶋:当たり前があるのは誰かがその当たり前を作ってくれている、ということに気付くことができる番組だと思います。なかなか目にすることのないような仕事も発見できますし、ここまでこだわってやってくれているのだ、という驚きもあって勉強になると思います。より多くの方に見ていただきたいです。

ウエンツゴールデンでの放送になると、番組を見てくさだっている人たちが「今から起きて仕事に行くんだ」とリアルに感じることができると思います。自分たちが寝ている間に働いている人たちを見て、視聴者の方が何を感じるのか、そこをすごく大事にしてほしいなと思います。

ウエンツ瑛士と児嶋一哉/※ザテレビジョン撮影