世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称:コミケ)。2023年の“夏コミ”となる「コミックマーケット102」が、8月12日・13日の2日間、東京ビッグサイトにて開催。猛暑&ゲリラ豪雨にも負けず26万人が来場し、会場は大盛り上がりとなった。

【写真】「勝利の女神:NIKKE」ラピに扮した僕のプリンさん

本記事では、そんな「コミケ」の見どころの一つ“コスプレエリア”に注目。そちらで撮影したコスプレイヤーたちの写真を、“コスプレのこだわりポイント”などのインタビューと併せて紹介していく。

■「勝利の女神:NIKKE」ヒロインに扮するレイヤーたちのこだわりとは?

■「勝利の女神:NIKKEバイパー/Nini22さん

もともとバニーガールの衣装は好きだったんですけど、ドハマりしているゲームの推しのキャラにもバニーガール衣装が実装されまして…。それがまさに私の性癖にぴったりで、一瞬で心を鷲掴みにされました。とにかくうれしすぎて、「自分でもコスプレをしてみたい!」と思い、こうしてコミケに参加しているという次第です!

こだわったポイントはたくさんあって、まずウイッグでは、前髪部分の二つのカールの再現に注力しました。夏のイベントではスタイリングが崩れやすいので、何度も調整して、前髪をしっかりキープできるように仕上げています。

衣装に関しては、今回はフィット感を重視して何度も手直ししました。特に胸元は大きく開いているので、透明のショルダーストラップを縫い付けたりして、きれいに見せつつ、開きすぎないように調整しています。

メークに関しても、バイパーの服は非常に明るいピンク色なので、それに合わせてアイシャドウ、チーク、リップはすべて、発色がいいビビットピンクで統一するよう心掛けました。

■「勝利の女神:NIKKE」ラピ/僕のプリンさん

注目していただきたいのは、自作で用意した競泳水着風の衣装です。体のラインが出るコスチュームなので、シルエットがきれいに見えるようにデザインにはこだわりました。

特にこの衣装の場合、「いかに太ももを魅力的に見せるか?」が重要なので、私自身も体づくりに励んでベストな状態に仕上げられた…と思うのですが、いかがでしょう?

■「勝利の女神:NIKKE」ブラン/ちゃもぬさん

見ていただきたいのは武器の造形です。既製品の水鉄砲にスタイロフォームという断熱材を加工して作ったパーツを取り付けて。そのうえでゲーム画面を見ながら、色味や細かい装飾も整えていったので、自分でも気に入っています。

■「勝利の女神:NIKKE」ヘルム/咲山なみさん

今回の衣装でこだわったのは、生地選びや装飾品の造形です。シンプルながら高級感のあるドレスなので、キラキラした質感の生地や装飾品を選んで、華やかに見えるようにしました。

■“となコス”とハシゴするレイヤー

同日には、付近で「となりでコスプレ博2023夏」(略称:となコス)というイベントも開催され、こちらにも大勢のコスプレイヤーが参加。日中は「コミケ」、夕方からは「となコス」と、二つのイベントをハシゴするレイヤーも多く、それぞれが真夏の大型コスプレイベントを満喫しているさまが印象的だった。次回の「コミックマーケット103」は、12月30日(土)・31日(日)に開催予定。

◆取材・文=ソムタム田井

「勝利の女神:NIKKE」バイパー/Nini22さん/撮影:ソムタム田井