ナポリは5日、同クラブに所属するジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアとの契約延長交渉を行っていないことをクラブ公式X(旧ツイッター)で発表した。

 現在22歳のクヴァラツヘリアは、母国・ジョージアのディナモ・トビリシの下部組織出身。2017年にトップチームデビューを果たすと、ジョージアロシアのクラブを渡り歩いた後、2022年夏にナポリに完全移籍で加入した。加入後瞬く間に定位置を掴み、昨シーズンはリーグ戦34試合出場で12ゴール13アシストを記録。33年ぶりのスクデット獲得に大きく貢献し、リーグ最優秀選手にも選ばれていた。

 この活躍を受け、今夏の移籍市場ではクヴァラツヘリアに多くのビッグクラブから関心が寄せられたことから、一部ではナポリ2027年6月30日までとなっている現行契約の延長に向けた交渉を行なっていることが報じられていた。

 しかし、ナポリは「選手の代理人を唯一の情報源として、一部のメディアはクヴァラツヘリアとの契約延長に向けた交渉が進行中であることを報じ続けている。これは“でたらめ”だ」とこれらの報道を完全否定し、次のように続けた。

ナポリの誰も(契約期間が4年残る)選手との契約更新の可能性について話していない。マウロ・メルーゾ(スポーツディレクター)、マウリツィオ・ミケーリ(スカウト)、アウレリオ・デ・ラウレンティス(会長)、アンドレア・キアヴェッリ(ディレクター)の誰もそのようなことは話していない」

ナポリでプレーするクヴァラツヘリア [写真]=Getty Images