お笑いコンビ・パックンマックンパックン(52歳)が、9月6日に放送された情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。京都アニメーション放火殺人事件について「10回ぐらいの死刑に値するような犯行」であり、「減刑されても死刑1回分は残るんじゃないか」と語った。

番組が京都アニメーション放火殺人事件の公判が始まったことを取り上げ、青葉真司被告が心神喪失心神耗弱の状態だったとして無罪を主張したことを伝えた。

番組の専門家は心神喪失とするのは難しいと指摘したが、「心神耗弱になると、仮に死刑だという判断になったとしても、それは無期懲役にしなきゃいけない」とコメント。

するとパックンは「我々、民主主義国家に暮らしていて、司法集団の公平性をどうしても保たなきゃいけない、感情だけで動いちゃいけないと思いながらも、やっぱり被害者や遺族の皆さんのお気持ちもありますし、気持ちの整理も司法手段の目的の1つでもありますよね」と話し、「減刑の話がありましたが、ちょっと乱暴な言い方をさせていただきますと」と前置きした上で、「例えば10倍もの重さで死刑になってもおかしくないと思うんですよ。死刑1回ではなくて10回ぐらいの死刑に値するような犯行は本人は認めているんです。ですから、減刑されても死刑1回分は残るんじゃないかな、という荒っぽい言い方で申し訳ないんですけれど。こういう感情的なところが、どうしても論理的な主張を聞いても納得いかないという面もあると思うんです。国民の中だけじゃなくて、遺族、被害者の中でも。このへんの気持ちの整理が大変難しいかなと思います」と語った。