日本橋三越本店では、9月13日(水)から9月25日(月)まで「第70回 日本伝統工芸展」を開催いたします。本展は、日本の優れた伝統工芸の保護育成を目的に、公益社団法人 日本工芸会が毎年開催する公募展です。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の一般公募作品1,112点より厳正な鑑審査を経て選ばれた入選作と、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)の最新作を含む557点を一堂に展観します。今回は、第70回を記念し、本館1階 中央ホールにおいて「特別展示~日本伝統工芸の魅力」と題し、各部門を代表する作家22人による過去の作品25点を展示販売。併せて三越伊勢丹ホールディングズ史料室が所蔵する「日本伝統工芸展」に関する写真パネルを展示いたします。(9月13日(水)~9月18日(月・祝))

https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/dentoukougei_50

1954年昭和29年)、文化財保護委員会(現文化庁)が無形文化財に選定した工芸技術を紹介する「第1回無形文化財日本伝統工芸展」が日本橋三越本店で開催されました。以来、「日本伝統工芸展」として毎年開催し、今回で第70回を迎えます。

本館7階 催物会場では、一般公募の入選作と重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作を含む557点を一堂に展観。日本に伝わる卓越した工芸技術を一層磨き上げ、現代の生活感覚にそって創造された工芸作品の数々をご紹介いたします。また、受賞作家や学識者による作品解説・ギャラリートーク等のイベントを開催し、日本の伝統工芸を身近に感じていただく機会を提供します。

本館1階 中央ホールでは、9月13日(水)~9月18日(月・祝)までの6日間「第70回記念 特別展示~日本伝統工芸の魅力」と題して、各部門を代表する作家22人による過去の作品25点を展示販売。併せて三越伊勢丹ホールディングズ史料室が所蔵する「日本伝統工芸展」に関する貴重な写真をパネルで展示いたします。

また、第70回 日本伝統工芸展の開催を記念して、美術評論家である山田五郎氏と重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)の室瀬和美氏の特別対談が実現。対談の内容は、YouTube 「MITSUKOSHI 三越公式チャンネルで公開しております。

  • 第70回 日本伝統工芸展 受賞作品

■日本工芸会総裁賞

漆芸= 彫漆箱「遥かに」 (ちょうしつばこ「はるかに」)  松本達弥

高松宮記念

木竹工= 神代杉柾目造板目象嵌二段卓 (じんだいすぎまさめづくりいためぞうがんにだんじょく)  福嶋則夫

■文部科学大臣賞

染織= 友禅訪問着「波に魚」 (ゆうぜんほうもんぎ「なみにさかな」)  大村 幸太郎

東京都知事賞

金工= 布目銷盛象嵌扁形鉄花器「阿吽」 (ぬのめけしもりぞうがんへんけいてつかき「あうん」)  鹿島和生

■NHK会長賞

陶芸= 焼締窯変壺 (やきしめようへんつぼ)  山本佳靖

朝日新聞社賞

人形= 陶彫彩色「霧笛」 (とうちょうさいしき「むてき」)  中村弘峰

■日本工芸会会長賞

染織= 縠織着物「Garden」 (こめおりきもの「がーでん」)  海老ヶ瀬 順子

■日本工芸会保持者賞

諸工芸= 有線七宝抽象文花器 (ゆうせんしっぽうちゅうしょうもんかき)  柴田 明

第70回記念賞

染織=紬織絣着物「みなも」(つむぎおりかすりきもの「みなも」)大高 美由紀

漆芸=蒔絵箱「木洩日の熊谷草」(まきえはこ「こもれびのくまがいそう」)鬼平慶司

木竹工=楡木画飾箱(にれもくがかざりばこ)島田晶夫

日本工芸会奨励賞

陶芸=彩泥線紋鉢「花びらだんす」(さいでいせんもんばち「はなびらだんす」)宇佐美 成治

金工=朧銀地象嵌匣「時」(ろうぎんじぞうがんはこ「とき」)奥村公規

金工=朧銀盛器「式」(ろうぎんもりき「しき」)松本育祥

木竹工=花籠「斑入り」(はなかご「ふいり」)江花美咲

諸工芸=截金飾筥「光彩万華」(きりかねかざりばこ「こうさいまんげ」)藤野聖子

日本工芸会新人賞

染織=木版摺更紗着物「蒼晶」(もくはんずりさらさきもの「そうしょう」)鈴田清人

漆芸=乾漆蒟醬箱「瑠璃藤花」(かんしつきんまばこ「るりとうか」)北岡道代

金工=鍛黄銅合子「月夜の浜辺 サメガレイ」(たんおうどうごうす「つきよのはまべ さめがれい」)植田 千香子

※受賞作品はこちらでご覧いただけます。

https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/dentoukougei_50

  • ギャラリートーク

■各日 午後0時30分~
9月16日(土)のみ午前11時30分~
日本橋三越本店 本館7階 催物会場

※所要時間は各回約30~45分を予定しております。
※諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。

【列品解説】

9月13日(水):【陶芸】鈴田 由紀夫(佐賀県立九州陶磁文化館長)

9月15日(金):【染織】今井陽子(国立工芸館主任研究員)

9月18日(月・祝):【漆芸】小森邦衞(漆芸作家・重要無形文化財「髹漆」保持者)

9月19日(火):【金工】樋田豊郎(美術史家)

9月20日(水):【木竹工】島崎慶子(菊池寛実記念 智美術館主任学芸員)

9月21日(木):【人形】坪井則子(佐野美術館長)

9月22日(金):【諸工芸】名倉鳳山(硯作家)

※敬称略

【受賞作家による作品解説】

9月16日(土)午前11時30分~午後0時30分:

【陶芸】山本佳靖(NHK会長賞)

【染織】大高 美由紀(第70回記念賞)

【木竹工】島田晶夫(第70回記念賞)

9月17日(日)午後0時30分~午後1時30分:

【漆芸】松本達弥(日本工芸会総裁賞)

【金工】奥村公規(日本工芸会奨励賞)

【諸工芸】藤野聖子(日本工芸会奨励賞)

※敬称略

  • 第70回記念 特別展示~日本伝統工芸の魅力〔入場無料〕

9月13日(水)~18日(月・祝)

■本館1階 中央ホール 

協力:公益財団法人 日本工芸会 資料提供:三越伊勢丹ホールディングス史料室

昭和29年「第1回無形文化財日本伝統工芸展」は、日本橋三越本店で開催されました。そして今年、「第70回記念特別展示~日本伝統工芸の魅力~」と題し、各部門を代表する作家22人による過去の作品25点を展示販売いたします。また会場では、三越伊勢丹ホールディングス史料室が所蔵する天皇皇后両陛下や日本工芸会初代総裁の高松宮親王殿下をお迎えした際の写真をパネルで展示いたします。

<出品作家> 敬称略

【陶芸】

重要無形文化財「色絵磁器」保持者 今泉 今右衛門

重要無形文化財「小石原焼」保持者 福島善三

中田一於、望月 集

【染織】

重要無形文化財「木版摺更紗」保持者 鈴田滋人

重要無形文化財「長板中形」保持者 松原伸生

重要無形文化財「紬織」保持者 村上良子

【漆芸】

重要無形文化財「蒟醤」保持者 大谷早人

重要無形文化財「蒔絵」保持者 室瀬和美

重要無形文化財「沈金」保持者 山岸一男

【金工】

重要無形文化財「彫金」保持者 桂 盛仁

奥村公規、鹿島和生、松本育祥

【木竹工】

重要無形文化財「木工芸」保持者 須田賢司

重要無形文化財「竹工芸」保持者 藤塚松星

重要無形文化財「木工芸」保持者 宮本貞治

【人形】

中村信喬、松崎 幸一光

【諸工芸】

氣賀澤 雅人、柴田 明、中村佳睦

  • 第70回記念対談「大人のための日本伝統工芸展 山田五郎氏×室瀬和美氏」

日本伝統工芸展の第70回を記念して、美術評論家である山田五郎氏と重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)の室瀬和美氏が特別対談しました。前編では日本伝統工芸展や、室瀬和美氏の漆芸、工芸と芸術についてお話ししています。後編では山田五郎氏が室瀬和美氏の指導のもと蒔絵に挑戦。また、日本伝統工芸展に向けた想いを語っています。

  • 第70回 日本伝統工芸展 開催概要

会期:9月13日(水)~9月25日(月) 午前10時~午後6時 ※最終日は午後5時終了
会場:日本橋三越本店 本館7階催物会場 入場無料

主催:文化庁東京都教育委員会、NHK、朝日新聞社、(公社)日本工芸会
協賛:(公財)アサヒグループ財団、(公財)岡田茂吉美術文化財団、(公財)五島美術館
パナソニック ホールディングス株式会社、(公財)ポーラ伝統文化振興財団、三菱UFJフィナンシャル・グループ
協力:あずさ監査法人、アンカー・シップ・パートナーズ株式会社、Eまちグループ株式会社、株式会社オープンドア、株式会社銀座もとじ、マツダ株式会社
特別協力:株式会社三越伊勢丹ホールディングス
※三越伊勢丹グループはサステナビリティ活動の一環として「日本伝統工芸展」を開催し、芸術振興に取り組んでいます。https://imhds.disclosure.site/ja


■三越伊勢丹グループ巡回情報

・2024年1月24日(水)~1月29日(月)仙台三越

・2024年2月7日(水)~2月12日(月・祝)福岡三越

※本展は全国を巡回します。三越伊勢丹グループ以外の巡回情報は日本工芸会ホームページをご覧ください。
https://www.nihonkogeikai.or.jp/

日本橋三越本店
電話:03-3241-3311 大代表
住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1
営業情報は、ホームページをご覧ください。
https://www.mistore.jp/store/nihombashi.html

※都合により、イベントの内容が変更となる場合がございます。

2023年三越はおかげさまで創業350周年を迎えました

■三越創業350周年スペシャルサイト

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【お知らせ】

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配信元企業:株式会社 三越伊勢丹ホールディングス

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