9月15日(金)に公開される映画「名探偵ポアロベネチアの亡霊」より、主演・制作・監督を務めたケネス・ブラナーらキャスト陣が本作の魅力を語る特別映像が公開された。

【動画】キャスト陣が「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」の魅力を語る特別映像

■映画「名探偵ポアロベネチアの亡霊」とは

本作は、全世界で20億冊以上出版され、「世界一売れた作家」として認定された“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続けた“名探偵ポアロ”シリーズより、これまで「オリエント急行殺人事件」や「ナイル殺人事件」を手掛けたケネスが新たに映画化した作品。

事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子供の亡霊が出現するという屋敷での降霊会に参加する事に。そこで様々な超常現象が起こり、招待客が人間には不可と思われる方法で殺害されてしまう。

■キャスト陣が本作の魅力を語る特別映像が公開

今回解禁された特別映像では、ケネスや、アジア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーらの口から、本作の予測不能さや上質さが次々語られていく。ケネスは、「過去の作品では復讐や強欲さを扱ったが、本作では人間の理解を超えた存在が重要になる。疑い深いポアロでさえ恐怖に陥れられる」と語っている。

これまでの作品とは異なり、犯人が“人間”か“亡霊”かすらわからない異色のミステリーを描く本作。死者の声を話せると豪語し、超常現象の存在を信じないポアロの前に立ちはだかる、霊能者・レイノルズを演じるミシェルは本作について、「巧妙なストーリーよ」と言葉少なに自信を覗かせている。

そして今回の事件では、“世界一の名探偵”ポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。この手に汗握る展開について、ケネスも「誰もが身を乗り出して見たくなる」「結末は予測不能」と熱を込めた。

さらに、映像ではケネスが、この誰にも予測できない物語の質をより高めるべく、「何が起こるかは誰にも教えなかった。光や風、ドアの開き方も。」と手法を明かす。一部演出をキャストにすら明かさないことで、閉ざされた屋敷の中で起こる混沌と恐怖を増幅させたケネス。犯人候補のひとりである“秘密を抱えた医師”ドクターフェリエを演じるジェイミー・ドーナンも、「ベネチアが幻想と闇を現実のものにした。セットには驚いた」と撮影を振り返り、「信ぴょう性があるから本気で驚いてもらえるはず」と力説している。

なお「オリエント急行殺人事件」など"名探偵ポアロ"シリーズ過去作はディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」で配信中。

映画「名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊」特別映像が公開された/(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.