映画『名探偵ポアロベネチアの亡霊』より、、脚本賞受賞以外にも5度ものオスカーノミネート歴を持つケネス・ブラナーや、今年悲願のオスカー受賞を果たしたミシェル・ヨーら“レジェンド級の映画人”が、予測不能なミステリーの世界へと誘う特別映像が解禁に。併せて、アガサ・クリスティ生誕前夜9月14日に東京・大阪の一部劇場にて特別先行上映が決定した。

【動画】ケネス&ミシェル・ヨーが自信のぞかせる 映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』インタビュー映像

 本作は、“ミステリーの女王”アガサ・クリスティが生涯を通して書き続け、今もなお全世界で愛される“名探偵ポアロ”シリーズの隠れた名作とされる『ハロウィーン・パーティ』を映画化。犯人は“人間”か“亡霊”か―。ベネチアを舞台に、人には不可能な殺人事件にポアロが挑む。

 事件の舞台はミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送るポアロは、謎めいた霊能者のトリックを見破るため、子供の亡霊が出現するという降霊会に参加する事に。そこでさまざまな超常現象が起こり、招待客が人間には不可能と思われる方法で殺害される…。

 映像では、“サー”の称号を持つシェイクスピア俳優でもある“英国の至宝”ケネスや、「エブエブ」こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアジア人初のアカデミー賞(R)主演女優賞を受賞したミシェルらの口から、本作の予測不能さや上質さが次々語られていく。ケネスは、「過去の作品では復讐や強欲さを扱ったが、本作では人間の理解を超えた存在が重要になる。疑い深いポアロでさえ恐怖に陥れられる」と解説。これまでの作品とは異なり、犯人が“人間”か“亡霊”かすらわからない異色の本格ミステリー超常現象の存在を信じないポアロと、死者の声を話せると豪語し彼の前に立ちはだかる、ミシェル・ヨー演じる霊能者レイノルズの対決の行方にも注目したい。

 ミシェルは本作について、「巧妙なストーリーよ」と言葉少なに自信を覗かせている。そして今回の事件では、“世界一の名探偵”ポアロすらも翻弄され、遂には彼の命までも狙われてしまう。この手に汗握る展開について、ケネスも「誰もが身を乗り出して見たくなる」「結末は予測不能」と熱を込めた。さらに映像ではケネスが、この誰にも予測できない物語の質をより高めるべく、「何が起こるかは誰にも教えなかった。光や風、ドアの開き方も」と手法を明かす。一部演出をキャストにすら明かさないことで、閉ざされた屋敷の中で起こる混沌と恐怖を増幅させたケネス。犯人候補のひとりである“秘密を抱えた医師”ドクターフェリエを演じるジェイミー・ドーナン(「フィフティ・シェイズ」シリーズ、『ハート・オブ・ストーン』)も、「ベネチアが幻想と闇を現実のものにした。セットには驚いた」と撮影を振り返り、「信ぴょう性があるから本気で驚いてもらえるはず」と力説している。

 更に公開日でもあるクリスティの誕生日の前夜9月14日に、東京の TOHO シネマズ 新宿(18:30 開映)、大阪のTOHO シネマズ 梅田(19:00 開映)にて特別先行上映が行われる。チケット発売情報などは後日公式サイト等で発表となる。

 映画『名探偵ポアロベネチアの亡霊』は、9月15日より公開。

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』場面写真 (C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.