国内初、欧州EN規格取得「度付き保護メガネ」を販売開始　利用者の一人ひとりの度数に合わせフルオーダーで対応

全世界で2,000万人以上に支持される保護メガネブランド「ボレー・セイフティ」を手掛ける、ボレー・ブランズ・ジャパン株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：ピーター・アンソニー・スミス）は、国内では初となる欧州安全基準（EN166規格）を取得した度付き保護メガネの販売を、2023年7月より開始しました。

度付き保護メガネ商品ラインナップ： https://www.bolle-safety.com/jp/prescription.html

今回販売を開始したのは、利用シーンに合わせた3シリーズ（ラップアラウンド形状／密閉ゴーグル／エッセンシャル）・全9ラインナップです。日本人の顔にフィットする4～8カーブまでのレンズでフィット感を追求し、医療現場や工場、DIY等などさまざまなシーンでご活用いただけます。レンズは一人ひとりの視力に応じて、全てフルオーダーで組み合わせてご提供いたします。日本国内では、法人向けとしてクリアレンズの単焦点レンズ、二重焦点レンズ、累進レンズのご提供から開始し、今後はカラーレンズなどさまざまなレンズタイプに対応する予定です。また、今後一般ユーザーへの販売も強化してまいります。

また当製品を2023年9月27日から29日に開催される「緑十字展2023」にて出展予定で、当日はブースにて視力検査や発注までの流れを体験できる他、スチーマーによる防曇デモンストレーションも実施予定です。

※最新の販売状況はWebサイト（ https://www.bolle-safety.com/jp/）またはカスタマーサービスセンター（TEL:03-5844-2040）にてご確認ください。

度付き保護メガネと安全基準について

PCやスマートフォンの普及など生活環境の変化も影響し、国内約4,000万人（3人に1人）が近視と推定されています。この動向は世界でも同様で、2050年には世界人口の約半分が近視になるとも試算されており、10億人が失明リスクを負うことになるとも言われています（※1）。

こうした中、従来近視などで視力が悪い方は、自身の眼鏡の上から眼鏡用ゴーグル（OTG）を二重に着用するケースが一般的でした。しかしこの方法では、中に着用している眼鏡のレンズが曇ってしまったりと、作業時の安全や快適性を損なうケースも少なくありませんでした。

今回販売を開始した度付き保護メガネは、こうした普段眼鏡を着用しているユーザーのニーズに対応するもので、当社の独自レンズ加工技術（プラチナコーティング）を活用することで、度数入りレンズを採用しつつ、曇らず安全で快適な保護メガネを提供することが可能となりました。

日本国内ではこれまで保護メガネの統一基準がなく、安価で安全基準が不明瞭な作業用保護メガネを使用したことで起こる目の怪我や事故が少なくありません。この度提供する9製品は、全て欧州の安全基準「EN166(S)(F)(K)(N)」に適応しており、日本国内でのEN166規格適正品度付き保護メガネの販売は国内初となります。

当社では「世界中の人々の目を守る」をミッションとしています。特に、日本国内では工事現場の作業者や警備員など、保護メガネを付けずに作業をするケースも多く、また白内障や加齢黄斑変性などの要因の一部とも言われる「紫外線対策」への意識もまだまだ少ないのが現状です。当社では今後も、保護メガネの普及を通して、全作業者の目の安全と健康を追求してまいります。

（※1）出典：Holden BA et al: Ophthalmology. 123: 1036-1042, 2016