三石琴乃が、9月6日に都内で開催された劇場版「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」黒(96)の日舞台あいさつに登壇。これが「名探偵コナン」シリーズのイベントには初登場ということで、共演の高山みなみ林原めぐみ堀之紀立木文彦小山茉美古谷徹とイベントに参加した感想などを語った。

【写真】フォトセッション時に現れたコナン君とハイタッチする三石琴乃

■シリーズ歴代No.1のヒットを記録

同映画は2023年4月14日に公開され、今もなお全国の劇場でロングラン上映を続けている劇場版「名探偵コナン」シリーズ最新作。公開から9月3日までの143日間で観客動員966万人、興行収入136億円を超えるという驚異の成績を残し、26作目にしてシリーズ歴代No.1の成績を記録した。ゲスト声優として沢村一樹が出演したことも話題になった。

舞台は、東京・八丈島近海。世界中の警察が持つ防犯カメラをつなぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」の本格稼働に向けて、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した「新技術」のテストが進められるが、そんな中、事件が起こる…。

作品の劇場公開終了が近づいているということ、そして本作のメインキャラクターでもある“黒ずくめの組織”になぞらえて、“黒(96)の日”である9月6日に声優陣が再集結した。

美少女戦士セーラームーン」の主人公・月野うさぎセーラームーン役や、「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサト役の声優でも知られる三石は、今作ではCIAの諜報員キール(本堂瑛海)の声を担当。組織に潜入し、FBIに情報提供しているという役どころだが「普段は割と“正義側”の役が多いんですけれども…(笑)、今回は“黒の日”ということで、黒い衣装でこのそうそうたるメンバーの方たちと一緒にステージに立てることをうれしく思います」と話し、会場を沸かせる。

あらためて、「名探偵コナン」の舞台あいさつに初登壇した感想を聞かれると「初登場で何をしゃべったらいいのかなと。黒の日に私が呼ばれちゃってマズイかなとか、黒のメンバーになったってことでいいのかシメシメって思ったりとか、いろんなことをグルグル思いましたけど…楽しい映画でした」と率直な心境を吐露した。

■高山、立木“ウォッカ”に「キール好き?」

そんな中、高山から立木に対し、ウォッカ(CV:立木)とキールの関係性に対する質問が。高山が「聞きたいことがあるんだけど、キール好き?」と質問すると、立木は「それね…潜在意識の中にあるんですよね。ここにきてそういうものが表れましたね」と回答。

それを受けて、三石は「でも、ジンとウォッカキールの3人でアフレコ録ったんですけど、ジンが合流する時、ウォッカが『アニキ~!やっと来てくれた!』っていうセリフがあって。本番で愛があふれ過ぎちゃって『アニキ~(ハート)みたいな(笑)。ジンのことすごく好きなんだ~!と思って、私にはハートが見えました」とキールよりジンに対する愛のほうが強いと指摘すると、立木は「本当に?思わず出ちゃうんだよね…」と満更でもない表情を浮かべる。

しかし、すぐさま三石に「で、録り直しになったんですもんね。『ちょっとジンが好き過ぎる』って(笑)」とツッコまれ、立木はタジタジになっていた。

なお、今作は観客動員数も間もなく1000万人突破する大ヒットを記録。高山は「実感はないです」としながらも、「9月6日までずっと上映されていること自体が初めてのことなので、こんなに長くやれるとは思わなかったですし、何もかもが驚きというか、新鮮過ぎちゃって何とも言えないんですけど、それだけたくさんの皆さんにご覧いただけていることが本当にうれしいです」と感激の面持ちで、大ヒットを喜んでいた。

◆取材・文・撮影=ブルータスシーダ(STABLENT LLC)

三石琴乃/※ザテレビジョン撮影