ネッシー

「恐竜か首長竜の生き残り」とも言われ、未確認生物(UMA)の代表格として、世界中のロマンを刺激するネス湖の怪物・ネッシー。日本では、屈斜路湖の「クッシー」や池田湖の「イッシー」といった二番煎じも生まれた。


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■50年ぶりの大捜索も

ネッシーの有名な写真は、模型でつくった「捏造」であったことが1999年に明らかとなっているが、先月、50年ぶりにネス湖で大規模なネッシー捜索活動が行われたことが、世界中で大きく報じられた。

ボランティアが動員され、赤外線カメラ搭載の無人ドローンや水中音響信号機器なども使用されたという。

今回の捜索では見つからなかったネッシーだが、日本でも幻の蛇・ツチノコ探しを町おこしに活用している地域などもあり、夢見る人がいるのだろう。日本ではどれくらいの人が、その実在を信じているのだろうか。


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■実在信じる人は1割

Sirabee編集部が、8月27〜29日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「ネッシーの存在」について調査したところ、「確実に実在すると思う」と答えた人は2.2%。

「たぶん実在する」が9.0%。強めに信じている人は、およそ1割という結果となった。「もしかしたら実在する」と夢を持つ人が最も多く、45.4%。「絶対に実在しない」という現実派は43.4%だった。

ネッシー


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■女性は前向きか

4割は完全に疑い、わりと信じている人は1割程度…というネッシーの現状。しかし、男女によって少し受け止め方に違いもあるようだ。

「たぶん実在」と答えた人も女性のほうが多いが、「もしかしたら実在」と夢を残す割合は、女性のほうが17ポイント以上多い。一方の男性は、54.4%だが「絶対に実在しない」と切って捨てている。

ネッシー

少しでも信じる人がいる限りは、ネッシーの存在が忘れ去られることはないのかもしれない。


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■執筆者プロフィール

タカハシマコトニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年8月27日8月29日 対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

50年ぶり大捜索の「ネッシー」は実在すると思う? 意外な男女差も判明