ガソリン

全国各地でガソリン価格の高騰が止まらない。バーベキューキャンプなどレジャーに繰り出すことが多いこの時期、ガソリンスタンドに行く度ため息をつく人もいるのでは。

車の運転時、少しでも燃費を良くしたいところ。ガソリン代節約のため、すぐに実践できることがあって…。

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■2週連続で過去最高を更新

ガソリンの価格高騰は、2021年から始まった。新型コロナウイルス感染者が減少し、経済活動が回復する中、原油の需要が高まっていた。そんな中、昨年ロシアによるウクライナ侵攻によって原油価格が高騰。

円安なども相まって、右肩上がりで上昇し、4日時点の全国平均では、レギュラーガソリンは1リットルあたり186.5円となり、2週連続で過去最高値を更新した。


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■ネット上では悲鳴が

まだまだレジャーに繰り出すことが多いこの時期、ガソリンの値上げは家庭に大打撃だ。

ネット上では、「車社会なのにガソリン馬鹿高くてほんと大変」「給与の1割以上ガソリン代に消えてる気がする」「ガソリン高いの恐怖すら覚えます」「ガソリンも電気代も上がってるんだから給料も値上げしてくれ」など、悲鳴が多数あがっている。

ガソリン代節約には、「車の燃費を良くするように」と言われることが多い。具体的に何をすればいいのか、JAF(日本自動車連盟)に話を聞いた。


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■エコドライブでできること

JAFの広報担当者からは、「私どもは燃費向上のため、エコドライブを推進しております。弊社のホームページから詳細をご確認いただけます」という回答が寄せられた。詳細に関しては、ホームページを確認してほしいとのこと。

JAFは「エコドライブ10のすすめ」と題し、車の発進時や走行中に気を付けるべきことを紹介している。その中で、特に見逃しがち・怠りがちな4点を紹介したい。

1点目は、減速時のブレーキ。信号が変わるなど停止するのが分かったら、早めにアクセルから足を離す。すると、エンジンブレーキが作動し、2%程度燃費が改善するという。坂道を下る時にも活用したい。

2点目は、出発する時間。1時間のドライブで道に迷い、10分間余計に走行すると17%程度燃料消費量が増加するそうだ。出かける前に渋滞・事故情報を調べ、余裕を持って出発するようにしたい。渋滞にはまってから慌てて調べがちだが、車の燃費のためにも事前の情報チェックを怠らないように。


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■車に荷物を積む時に…

3点目は、車に積む荷物。キャンプバーベキューに行くことが多いこの時期、つい車に物を詰めがち。ただ、車の燃費は、荷物の重さにも大きく影響されるという。

たとえば、100キロの荷物を載せて走ると、3%程度燃費が悪化する。車種によっても異なるが、無理な荷物の詰め込みは厳禁だ。

4点目は、駐車に関する問題。時折、多くの車が行き交う大通りに停車する「迷惑駐車」を目にする。交通ルールやマナーの観点からも問題だが、これによって渋滞が起きれば、他の車の燃費も低下させる恐れもあるのだ。

「少しの間だから…」という考えを持つと、その道を走る車すべての燃費が悪化しかねない。無論、常識的なことではあるが、「車の燃費」という観点から改めて注意したい。

ガソリン価格高騰はまだまだ続く可能性が高い。今回、紹介した点も含め、「エコドライブ」を心がけてほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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