ネット上には、企業や公式アカウントが、ユーザーにとって斜め上の発想を見せることを指す「公式が病気」なるスラングが存在する。

現在X(旧・ツイッター)上では、タフグミ公式アカウントのぶっ飛んだ投稿を受け、一部界隈が異様な盛り上がりを見せているのをご存知だろうか。

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■「9と7」の形をよく見ると…

今回注目したいのは、ハードな弾力が特徴的な「タフグミ」公式アカウントが、7日に投稿した1件のポストである。

タフグミ

「今日は何の日?」という問いかけが綴られた投稿には「979797979797979797979797」と、まるで何かの暗号のように数字の9と7が大量に出現。

続けて「…タフ?」「そう、タフグミの日」と、あまりにもぶっ飛んだ理論に基づく「記念日制定」がなされたのだった。


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■ネットユーザーは「なにっ」

9と「タ」、7と「フ」の形状が似ていることから「9月7日タフグミの日である」という、一見すると無理がある今回の主張。

TOUGH

しかし、タフグミは格闘漫画の金字塔と名高い『TOUGH』シリーズと共通する名前を持つため、ネット上では一部界隈から凄まじい人気を誇っているのだ。そうした背景もあってか、今回のポストは投稿から半日足らずで1,000件以上ものリポストを記録する事態に。

タフグミと『TOUGH』をこよなく愛するXユーザーからは、「なにっ」「お、お前変なグミでもやってるのか…!」「語呂合わせじゃなくて数字をカタカナに見立てるのはルール違反スよね」「97=タフ説にはかなり無理があると思うんスけど。忌憚のない意見ってやつっス」「しゃあっ」など、驚きの声が多数寄せられていた。


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■喜ぶだけでバズる事態に

TOUGH』シリーズは漫画としての内容は勿論だが、作中に登場する独特な言い回しでも人気を誇り、これらはネット上では「タフ語録」の呼び名で親しまれている。

中でも、前出の「忌憚のない意見ってやつっス」や「〜と考えられる」といった汎用性の高い台詞や、「なにっ」「しゃあっ」などの感嘆詞はタフ語録における基礎中の基礎であり、同作を知らずとも「この言い回しを目にした記憶はある」というネットユーザーは少なくないはずだ。

なお2022年4月には、ローソンの人気商品「からあげクン」が誕生36周年を迎えたことを記念して、タフグミ公式がお祝いのポストを投稿したことが。

その際には「しゃあっ! からあげクンのために今日も一日頑張るとしますか」と、タフ語録を連想させる気合いを入れた発し、ユーザーに多大なる衝撃を与えていたのだ。

TOUGH

タフグミが『TOUGH』とコラボする日を夢見ているネットユーザーは、かなり多いと考えられる。

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■徐々に、正当な理由に思えてきた…


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

タフグミ公式が制定した記念日、何度見ても謎すぎる… ネット民は「なにっ」と驚愕