海、山、湖と豊かな自然に囲まれたウォーターフロントの街、北海道苫小牧市で、複合型エンターテイメントイベント「TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023（トマコマイ ミライ フェスト 2023）」が9月2日（土）、3日（日）の2日間に渡って開催された。
二度目の開催となる今年の会場は、苫小牧西港の北埠頭に位置し、目の前に海が広がるキラキラ公園。昨年の複数拠点開催から、今年は音楽フェスを中心に、アート、食、未来のテクノロジーのコンテンツをキラキラ公園に集中させ、若者から家族連れまでおよそ19,000人が訪れた。開催期間中は近隣駐車場からフェス会場までを周回する自動運転バスが実証運行されており、乗客は会場までゆっくりと景観を楽しみながら移動した。
本イベントでは、ゼロカーボンに取り組む苫小牧市が全国初となる「地域共創GXプログラム」の取り組みで様々な施策を実施。地域共創GXプログラムとは、再生可能な水素エネルギーをはじめとしたクリーンエネルギーを活用した様々なワクワクする取り組みを地域のみんなと共に学び、考えながら創り上げていくプログラムだ。
今回はステージの電力の一部を水素エネルギーで賄っており、アーティストたちによるライブやダンスコンテストを実施。会場内には、道内で製造された水素を搭載した燃料電池自動車"MIRAI"の展示や、二酸化炭素を排出せず調理できる水素コンロでの調理も実演された。
3日（日）には、「地域共創GXプログラムスペシャルトークセッション」として、地域共創GXプログラムプロデューサー SUGIZO、苫小牧市長 岩倉博文、苫小牧観光協会会長 市町峰行、GXプログラム企画運営の日本総合研究所 東博暢によるトークセッションを開催。岩倉博文市長は「（2022年に始動した）苫小牧港カーボンニュートラルポート形成計画の中で、苫小牧が水素も含めたあらゆるエネルギーの供給基地としての役割を果たすべくしっかり取り組んでいく」と宣言。市のゼロカーボンアクションに共感し本プロジェクトに参加したSUGIZOは、「この地からイベントを通してクリーンエネルギーについて発信し、私たちが未来にどう残していくのか、そしてエンターテイメントやアートをどうしていくのかを定義していきたい。まだルールがないということは、新しいスタンダードが生まれようとしているということ。未来を作るのは僕らなので、次の世代にいいものを残したいという思いで活動している。一般化に向けて、まず公共交通機関や運輸トラックで活用されるようになってほしい」と語った。トークセッションの後半は、清水建設 谷口精寛、北海道庁ゼロカーボン推進局 名児耶大輝、北海道胆振総合振興局 倉野健人も加わり、未来のエネルギーを推進する苫小牧の今後の発展への期待を来場者に共有した。
また、公園内には、誰でも楽しめる無料エリアが開放され、苫小牧グルメとして知られるカレーラーメンやホッキカレー、クラフトビールの販売や、アイスホッケーなどを体験できるブース、アートインスタレーションなども展開された。ミニステージでは、2日間に渡ってダンスフェスティバル「Magic Street Fest」が開催され、D.LEAGUEで活躍するプロダンスチーム・SEPTENI RAPTURES、avex ROYALBRATSのステージパフォーマンスや、市内外のダンススタジオが参加するショーケース、キッズも参加するダンスコンテストなどが行われ、会場は大きな賑わいを見せた。
今回のイベントのために海沿いに設置された特設ステージでは、ジャンルを超えたアーティストたちが集結する音楽フェスを開催。2日間のMCは吉川典雄（STV札幌テレビアナウンサー）が務め、オープニングアクトには、北海道を拠点に活動するCANDOLLKEY×TIES、ホワエク、門田しほり、舜将-SHUNSUKE-が登場。1日目は、相川七瀬、SOPHIA、LINDBERG、清春、SUGIZO、島谷ひとみ（出演順）が出演し、音楽シーンをリードしてきたレジェンドたちが熱いステージを繰り広げた。ライブではSUGIZOと盟友である清春の共演もあり、フェスならではのコラボレーションで観客を魅了した。
2日目は、C&K、ALI、石崎ひゅーい、Novelbright、新しい学校のリーダーズ、flumpool（出演順）が登場。6組の個性的なパフォーマンスに来場者は一緒に歌ったり高く手を挙げて応え、会場は常に熱気に溢れていた。今年デビュー15周年のflumpoolが音楽フェスで初のトリを務め、今年も大きな盛り上がりを見せた「TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023」2日間のステージを締めくくった。
「TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023」ダイジェストムービー
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開催概要
イベント名：TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023（トマコマイ ミライ フェスト 2023）
開催日：2023年9月2日（土）・3日（日）
後援：北海道／苫小牧市／STV札幌テレビ放送／苫小牧民報社／北海道新聞社
協賛：αU（アルファユー）／株式会社リアルエステート／北日本石油株式会社／京セラみらいエンビジョン株式会社／JOYSOUND／フードテクノエンジニアリング株式会社
協力：苫小牧埠頭株式会社／苫小牧港開発株式会社／海の駅ぷらっとみなと市場
主催：苫小牧観光協会
企画・制作：「TOMAKOMAI MIRAI FEST 2023」実行委員会
＜オフィシャルサイト＞
http://miraifest-tomakomai.jp/
＜SNS＞
Instagram（@tmf_fes）：https://www.instagram.com/tmf_fes/
X（Twitter）（@tmf_fes）：https://twitter.com/TMF_FES/
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ヤリミズユウスケ / サトウユミ / サトウリョウタ / 山下裕人
配信元企業：一般社団法人 苫小牧観光協会
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