中村倫也主演のドラマ「ハヤブサ消防団」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第8話が9月7日に放送。太郎(中村)ら消防団の面々がハヤブサを守るために立ち上がる姿がかっこいい。さらに、彩(川口春奈)や住職の正体に迫る展開も話題となり、X(旧Twitter)でトレンド1位を獲得した。(以下、ネタバレを含みます)

【動画】中村倫也“太郎”ら消防団員が、ハヤブサを守るため一致団結

中村倫也“三馬太郎”がハヤブサ地区で巨大な陰謀に巻き込まれる

同ドラマは、著書が幾度も映像化されている池井戸潤の同名小説が原作。スランプ気味のミステリ作家・三馬太郎が、亡き父の故郷である山間の小さな集落“ハヤブサ地区”に移住し地元の消防団に加入。連続放火や住民の不審死など怪事件に次々と遭遇し、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に巻き込まれる戦慄(せんりつ)の田園ミステリー。

中村が主人公の三馬太郎を演じ、ハヤブサ消防団員で工務店勤務の藤本勘介役を満島真之介、消防団の班長で呉服店“一徳堂”の二代目店主・徳田省吾役を岡部たかし、消防団の副分団長で役場の土木課に勤務する森野洋輔役を梶原善、消防団の分団長で養鶏場を経営する宮原郁夫役を橋本じゅん、消防団の部長で林業を営んでいる山原賢作役で生瀬勝久が出演。

さらに、川口が映像ディレクターで物語の鍵を握る・立木彩を、出版社“草英社”の編集者で太郎の担当・中山田洋役を山本耕史太陽光発電企業“ルミナスソーラー”営業スタッフ・真鍋明光役を古川雄大が演じる。

中村倫也“太郎”、川口春奈“彩”の裏切りに直面

ハヤブサに戻った太郎は、恋人の彩の家へと急いだ。しかし、そこに“聖母アビゲイル教団”の弁護士・杉森(浜田信也)と、太陽光発電の営業・真鍋が現れた。彩は太郎に会わない、さらに自分たちの仲間だという。

アビゲイル騎士団”は凄惨(せいさん)な事件後、解散すると宣言したものの、弁護士の杉森を中心にひそかに新たな団体を作っていた。熱心な信者である真鍋がハヤブサで土地の調査をしていたこと、亡くなった省吾も信者だったこと、彩をハヤブサに移住させてたこと、さらにハヤブサを教団の聖地にしようとしていたことがわかる。

中村倫也“太郎”ら消防団の面々がハヤブサのピンチに立ち上がる

ハヤブサの民宿や旅館は常に満室、さらに空き家に多数の信者が住み始めていて、その侵食の早さに消防団員は仰天。“聖母アビゲイル教団”を受け入れるか、ハヤブサを出ていくかの選択を迫られるだろう…という賢作の言葉に危機感を募らせる。警察に働きかけるも動こうとしない。不倫写真を持ってお願いした町長・村岡(金田明夫)はしぶしぶ会見を開くことを約束した。

太郎は編集担当の中山田を東京から呼び出した。太郎の家で2人で話していると、山道で遭難しかけたときに見た白髪の女性・映子(村岡希美)が突然現れた。腰を抜かす中山田の一方、山原展子(小林涼子)の写真を持って何かを話そうとする映子に耳を傾ける太郎。しかし、映子は仲間に見つけ出され連れ去られてしまった。

■小林涼子“山原展子”が聖母・アビゲイルハヤブサは聖地

映子が太郎の家に行ったことを知った彩が、太郎に会いに来た。東京で省吾に放火した理由を問うことを彩にだけ伝えていた太郎は、彩が真鍋らにそのことを伝えたため省吾が亡くなったのでは…と問い詰める。

彩はその問いには答えず、アビゲイルのために生きていること、聖母・アビゲイルの写真が太郎の家にあったことで太郎に導かれたと話し、さらに太郎を教団に勧誘するのだった。

太郎の家にあった写真に映るシャクナゲの花を持つ女性・山原展子が聖母・アビゲイルであり、ハヤブサは山原展子が誕生した地で聖地であるとわかった太郎は、編集担当の中山田と山原展子の消息を調べ始める。

中村倫也“太郎”、小林涼子“山原展子”の消息にたどりつく

居酒屋サンカクに、杉森ら“聖母アビゲイル教団”の信者たちが現れた。店主に入店拒否をされた杉森は、その場にいた消防団の面々と口論に。そこで、町長が裏切ったことを知る。役場に乗り込んだ賢作らは、町長の不倫相手は教団の信者で、町長が貢いでいたお金が教団に渡っていたことで脅されたことがわかった。

山原展子について調べていた太郎らは、その正体にたどりついた。母親を亡くした山原展子は江西家に引き取られ育てられたこと。江西家には一人息子がいてその名前が“たすく”であること。その名に太郎はピンときた。山原展子を親同然に育てた兄・江西佑空(麿赤兒)は随明寺の住職だったのだ。

消防団の面々は、杉森ら“聖母アビゲイル教団”の信者たちが随明寺に行くことを知り随明寺に向かう。杉森と彩ら信者たちが随明寺の前に到着すると、住職が信者たちを前に「ハヤブサへようこそ」と高らかに声をあげた。そこに太郎が現れ、住職の元へ歩き進んだ。

中村倫也“太郎”ら消防団の面々がハヤブサのピンチに立ち上がる姿がかっこよすぎる

太郎ら消防団の面々がハヤブサを守るために立ち向かう姿がかっこいい。さらに、彩や住職の正体に驚きの声続出。「消防団、かっこいいぞ。アビゲイル軍団に負けるな」「太郎くん、どんな気持ちで立ち向かっているんだろう」「最終回前話らしい緊迫感」「住職これまでどこか怪しい部分があったので、まさかとは思っていましたがそのまさかでした」などとSNSで話題となり、X(旧Twitter)でトレンド入り1位を獲得した。

最終話予告映像は、「ハヤブサは、僕らハヤブサ分団で守らないといけません」という太郎のせりふとともに、賢作ら消防団5人が意を決して歩く姿が。また、“聖母アビゲイル教団”の弁護士・杉森と太郎が対峙(たいじ)、さらに、太郎が彩に「僕や消防団のみんなも、ただの人間です」といい涙を流すシーンも。ついにハヤブサに襲いかかる陰謀のすべてが明らかになるという最終話は、9月14日(木)放送予定。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

太郎(中村倫也)、ハヤブサをピンチに陥れる黒幕に気づく/「ハヤブサ消防団」第8話より (C)テレビ朝日