ハイヒールモモコには、LINE友達が2500人いるという。それゆえに身に付けた、驚くべき「技術」があるという。

「友達が多い女&少ない女」がテーマとなった9月6日の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)に出演したモモコ大久保佳代子から、全員の顔を覚えられるかと質問されて、

「たまに会って(誰だか)わからん時は、横におる子に腹話術で聞く」

 モモコは名前がわからない友人に「あ~久しぶり!」と手を振りながら、本人に気付かれないように腹話術で「この人誰?」と周囲に聞くのだとか。すると周りにいるスタッフが名前を教えてくれるというのだが、実践してみせた腹話術の見事な腕前に、スタジオは大爆笑だ。

 そんなモモコが特に仲良くしているのは、各テレビ局ケータリング担当のスタッフ。「今日このお菓子、どこで買ってきたん? めちゃくちゃおいしい。でも私、コーンパン好きやねんか」などと語ると、次にはコーンパンが用意されていると明かし、

「プロデューサーと仲良くなっても、コーンパン買ってくれへんから。ケータリングの子(がいい)」

 そうぶっちゃけたのである。

 コミュ力女王のモモコは、コミュニケーションが苦手な出演者の悩みもズバズバと解決していく。

 元テレビ東京アナの森香澄が打ち明けたのは、ショッピングに関することだ。ショッピング中に他の店も見たいと一度外に出て、別の店を覗いてから元の店に戻って来た時に、店員から「おかえりなさい」と言われるのが本当に苦手なのだという。モモコと森は、次のようなやり取りを展開した。

モモコ「ただいま~!って言うよ。このお店の方が好きでした~!」

森「店に戻ったのは、買うつもりじゃなくて、もう一度検討したいから」

モモコ「それを言えばいいと思う。『もう一回見せてくださ~い!』って。仲良くなってる方が、奥のキレイな服を出してくれるかもしれへんし、紙袋もようさんくれるかもしれへんし」

 こうして店員と仲良くするメリットを説明するモモコについて、コミュ力アップに詳しい専門家が解説する。

モモコさんは面白おかしいエピソードとして笑わせましたが、他人とは仲良くしておいた方が好意を持たれるし、結果として自分に有益な結果として返ってくるというのは真実でしょうね。人はやはり、仲良くしてくれる相手を優遇したがる生き物なので」

 そして究極の考え方が明らかに。

MC上田晋也「誘われて、さすがに今日は行きたくないなとか、この人に誘われてたら行きたくないとか思わない?」

モモコ「思ったことない。どんな人でも一回、行ってみる。何でも一度は行って楽しみを見つける」

 これこそが友達を増やす極意なのだろう。

(石見剣)

アサ芸プラス