現在メイクアップ講師として活動しながら、「E-TALENTBANK」ビューティー部門の編集部員としても、プロの知識と技を発信してくれている竹下理恵さん。 そんな彼女が、Prime Videoで配信中の人気恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン5に、16名の参加女性のうちの1人として参加しました。 当初「#最後の恋をバチェラーと」「#マジで」というキャッチコピーと共に紹介された彼女ですが、その言葉通り、番組では自分の気持ちを貫き、本気で愛を勝ち取りに行く姿を見せてくれました。バチェラーの長谷川惠一さんにひたむきな愛を伝え続けた彼女は、視聴者の方にとっても印象深かったことでしょう。 そこで、E-TALENTBANKでは、竹下さんに、『バチェラー・ジャパン』シーズン5本編を振り返るインタビューを敢行。今回は、さまざまな展開が巻き起こった旅の序盤のエピソード1から4まで、裏話などをたっぷりと語ってもらいました。【全3回中1回目】 ※以下、ネタバレあり※

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ついにスタートした『バチェラー・ジャパン』で気合いが入った瞬間「私はガツガツいくぞ」

ーーそれでは、さっそく『バチェラー・ジャパン』シーズン5本編について、各エピソードごとに詳しくお話を聞かせてください!まずエピソード1のカクテルパーティーで他の参加女性の第一印象はどんな感じでしたか?   竹下理恵さん(以下:竹下):それが、実は、私は自分のことでいっぱいいっぱいで、パーティーの最初の記憶があまりないんです(笑)。“時間が経ったら絶対自分から話しかけに行けなくなる”と思って、積極的に行くことしか考えられていませんでした。結果、最初の方にお話しすることが出来て、その後、やっと周りの雰囲気が見えてきた覚えがあります。   ーー有名な番組なので緊張もされますよね…。では、気持ちが落ち着いた後、他の女性たちにはどのような印象を抱きましたか?   竹下:そうですね…。個人的には、今回、グイグイ行く女性があまりいなかったのが印象的だったかな。むしろ「えっ?もう行っていいの?」って戸惑ってたり、「先行きなよ」って譲り合ったりしてる子とかもいて。私がイメージしていた『バチェラー・ジャパン』よりゆったりしているように感じましたね。

その様子を見て、逆に内心「私はガツガツいくぞ」って思っていました(笑)。   ーー視聴者から見ても、その意気込みは画面を通じて伝わってきていました(笑)。

バチェラーの発言に違和感も…誠意ある謝罪で「その話はそこで消化出来ました」

ーーその結果、見事エピソード1でローズを勝ち取った訳ですが、エピソード2では、バチェラーの長谷川さんがグループデートの際に子供に関する発言をしたことで、竹下さんを含めた一部の参加女性が違和感を覚えるという場面がありました。   竹下:あの場面では、もちろん、長谷川さんもそんなつもりはなかったとは思うのですが、個人的に長谷川さんが「子供がいる将来が絶対」という前提で話をしているように捉えてしまい、ショックな気持ちがありました。

あと、グループデートの序盤からその話題だったので「私たち自身のことを知ってもらった上での話じゃないんだ」という気持ちも相まって、さらに残念に感じてしまった、というのが正直な気持ちです。   ーー確かに、あの場面は視聴者の間でもさまざまな反響があった印象です。その後、長谷川さんに対して、どのような心境の変化があったんでしょう?   竹下:その後のカクテルパーティーで、長谷川さんから“不用意な発言をしてしまった”という謝罪がありました。私の中ではその謝罪で、彼がきちんと自分の発言を顧みて、理解してくれたのだと感じ、その話はそこで消化出来ました。   ーー早い段階でその気持ちが解消されたのは本当によかったですね。

バチェラーと甘いひと時を過ごしたマッドバスデート「2人の世界に入ることが出来て」

ーーそして、続くエピソード3では、長谷川さんと竹下さんの2ショットデートの場面がありましたね。一緒にマッドバスに入るというとっても印象的でロマンティックな展開でした!あの時のお気持ちを聞かせていただけますか?   竹下:番組でもお話したのですが、私には前から患っている難病の持病があります。そのために仕事を変えてきた過去もあり、私を知ってもらう上で欠かせない事柄なので、もし2ショットデートがあったら、お伝えしようと思っていたんですよ。

でも、まさかそのシチュエーションがお風呂になるとは思ってなくて…(笑)。   ーー確かに、そんな覚悟を持たれていた中で、あのシチュエーションは少しびっくりしてしまうかもしれませんね(笑)。   竹下:はい(笑)。なので、その時は「場違いかな…」と思い、すごく迷ったんですけど、やっぱり自分のことはちゃんと知ってほしかったから、勇気を出して伝えました。

自分が難病であるということを伝えるのは、お相手にとって重荷になりかねないので、受け入れてもらえるか、すごく不安でした。でも、マッドバスでの良い雰囲気の中、自分を知ってもらうための対話ができたのは、個人的にはすごくよかったなと思っています。

ーーあの場面は、竹下さんの人柄が伝わるワンシーンだったと思います。そして、この2ショットデートでは、竹下さんにサプライズローズが贈られました!率直にどんな思いでしたか?   竹下:この時は、サプライズローズのことは頑張って考えないようにしていたんです。

自分がしたかった話をすることの方が大事だったので。そのうちに、本当に長谷川さんと2人の世界に入ることが出来て、ふと“サプライズローズのこと忘れてた…”って思ったくらいでした(笑)。

「もし、あの真剣な話をしてローズをもらえないんだったら、もう仕方ないな」っていうふうにも思っていたので、ローズをもらえた時は長谷川さんに受け入れてもらえたと思って嬉しかったです。   ーー竹下さんの真摯な思いが長谷川さんにも伝わったのでしょうね。

焦りと不安の末に…勇気を出して受け取った覚悟のローズ「後悔はしていないです」

ーーそして、エピソード4では、ローズセレモニー前のカクテルパーティーで、竹下さんが体調を崩してしまい、一時退出される場面がありました。番組では、“長谷川さんと目が合わなかったことが不安だった”とおっしゃっていましたが、この時の心境をもう少し詳しく教えてください。   竹下:あの時はラスト7人という状況でのカクテルパーティーだったので、1人1人のお話がそれまでより少し長かったんですよ。最初より人数が少ない分、彼も女の子のことを知りたいという気持ちがあったからだと思うんですけど。

私は「タイミングを逃すと最後まで話せないな」と思っていたので、それまでのカクテルパーティーでは、積極的に話せるようにアプローチしていました。でも、あの時は、長谷川さんに呼ばれた女の子がお話しをする流れになっていて立候補が難しい雰囲気だったんです。   ーーそれまでのカクテルパーティーとは少し勝手が違っていたんですね。   竹下:そうなんです。それで、呼ばれるのを待っていたのですが、私は長谷川さんと一切目が合わず、話もできず…どんどん時間だけが過ぎていって。彼と大内悠里さんが話している時に、「これは私ともう話さないつもりなんだなぁ」「今日落ちてしまうんだ」って思い込んでしまって、焦りと不安で過呼吸症状が出てしまいました。   ーーそういう経緯だったのですね。視聴者目線だと、竹下さんはそれまでのエピソードでも長谷川さんとお話しするチャンスが多く、長谷川さんの気持ちも掴んでいたように見えました。それでも不安でしたか?   竹下:あの状況では、「自分は結構話してもらえているな」っていう感覚は一切なくって。「自分はデートにも行けていて有利なのかな」と、頭では思ってるんですけど、それでも毎日が不安だったんです。

女の子の人数が減っていくにつれて、長谷川さんの覚悟みたいなものも少しずつ感じられるようになってきて。そういう状況の中で目も合わない、話しかけられないっていうことは、「もう理恵は(話をしなくても)いい、俺の中では“なし”だ」っていうメッセージだと捉えてしまったんですよ。それで一気に自信を失っちゃって。   ーーやはり、画面を通して見る側と、実際に参加されている側とでは、感じる空気感が全く違うのでしょうね…。ただ、その後、会場に戻って来た竹下さんは、ローズセレモニーより一足早く、長谷川さんからローズをもらうというイレギュラーな展開になりました。当時はどのように感じていましたか?   竹下:まず、私は体調を崩してしまった関係で、あの後大事をとることになりました。なので、私が長谷川さんと話せるのは、カクテルパーティーが最後のタイミングという状況だったんです。

ーーその後のローズセレモニーに姿が見えなかったのは、そういう事情だったんですね!   竹下はい。でも、事情があったにせよローズをもらった時は、他の女の子たちはきっと「ずるい」と思うだろうな、と感じたのが正直な気持ちです。

泣いたもん勝ちじゃないですけど、泣いたらもらえるんだって思われるのも嫌だったし…素直に受け止めるのが難しくて。だから長谷川さんに一度「ローズをくれた理由が知りたい」と聞きました。   ーー確かに、あの状況だと、どうしても他の女性のことも気になりますよね…。そんな中で、ローズを受け取ろうと思った決め手は何だったのでしょうか?   竹下長谷川さんが答えた理由を聞いた後に、彼も勇気を振り絞って、貴重な一本のローズをくれたんだなぁと思えて。その気持ちはシンプルに嬉しかったし、彼の誠意に応えないのは失礼かなとも思ったので、私もローズを受け取ることに決めました。

とはいえ、やっぱりすごい複雑でしたよ。この後、女の子たちとどういうふうに接したらいいのかもわからないし…でも、「最後の1人に残りたい」という強い思いがあったからこそ、私も勇気を出してローズを受け取りました。後悔はしていないです。

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