このほどアメリカのリサイクルショップに奇妙な品が寄付され、従業員を驚愕させた。寄付されたものは明らかに人間のものと分かる頭蓋骨だったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

アメリカのリサイクルショップ「グッドウィル(Goodwill)」は、全米に点在する大型リサイクルショップで、店舗には衣類や家具、アクセサリーといった様々なものが売られており、これらは全て市民や企業などから寄付されたもので成り立っている。

しかしアリゾナ州グッドイヤーにある店舗で、目を疑うほど気味の悪いものが寄付され、従業員らは驚愕することになった。同店は寄付する物品をいつでも投函できるように店外に大型のドネーションボックスを設置しており、従業員は今月5日に箱の中から寄付された物を取り出して整理していた。

だがこの時、他の品に交じって頭蓋骨のようなものがあることに気付いたという。頭蓋骨は顎の骨がなく、4、5本ほど歯がついたままで片側の眼窩には義眼が埋め込まれていた。白骨化して全体が黒ずんでいたが、人間の頭蓋骨に見えたため、警察に連絡を入れて現場に来てもらうことにした。

やって来た警察官は事件性も視野に入れ、念のため頭蓋骨を店から運び出して検視官室に送った。そして検視の結果、頭蓋骨は人間のものであることが判明した。しかし事件性はないと見ており、通報を受けたグッドイヤー警察の広報官リサ・ベリー氏(Lisa Berry)はこのように述べている。

「歴史的に古いもののようですが、法医学的には全く意味のないものとなります。つまりこの頭蓋骨は、凶悪な犯罪が関与しているとは考えられません。」

またベリー氏によるとこの日、頭蓋骨の他にもいくつかの剥製がドネーションボックスに入っていたと言い、「これはかなり変わった寄付ですね」と付け加えた。そして今回、地元を騒がせた頭蓋骨の写真がグッドイヤー警察のX(Twitter)に公開されると、このような声があがった。

ディズニーランドにある『パイレーツ・オブ・カリビアン』から誰かが持って来た頭蓋骨みたいだね。」
「私はグッドウィルの寄付品処理部門で働いていたけど、おばあちゃんが持っていたような珍しい品はたくさんあった。でも頭蓋骨が寄付されることはなかったわ。」
「どっかのお墓が荒らされたか調べる必要がある。きっと誰かが哀れな魂を掘り起こして頭を取ったんだわ。こんなことするなんて普通じゃないから今すぐにでも止めないと!」

その後、頭蓋骨は同警察署で保管されているのか、同店に返還されたのかは伝えられていないが、店の売り場に並ぶことはないと思われる。なおテックインサイト編集部では、事の真偽を確認すべく、アリゾナ州のグッドウィルに取材を申し込んだが、現在までの時点で回答は得られていない。

画像は『New York Post 2023年9月7日付「Human skull with fake eye donated to Arizona Goodwill, shocking thrift stop workers」(GOODYEAR, AZ (3TV/CBS 5))(@Goodyearpolice / Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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