北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の2試合が8日に行われた。

正式監督が不在のなか、次のW杯出場を目指す戦いが始まったブラジル代表はホームにボリビア代表を迎え撃っての初戦に。カタールW杯以来の代表返り咲きとなるネイマールを先発起用し、白星スタートを狙った。

そんなブラジルは17分にロドリゴ・ゴエスの折り返しが相手のハンドを誘ってPKのチャンスを獲得するが、キッカーのネイマールが失敗。嫌なムードが漂うが、24分にハフィーニャのシュートが相手GKに弾かれると、こぼれ球をロドリゴ・ゴエスが左足で押し込み、先制する。

その1点リードをもって試合を折り返したブラジルは47分、ボックス右のハフィーニャが巧みなフェイントからの左足シュートで追加点。続く53分にもギマランイスのパスからボックス中央のロドリゴ・ゴエスが右足でネットを揺らし、ボリビアをさらに突き放していった。

すると、ネイマールも61分にハフィーニャが右サイドからの折り返しロドリゴ・ゴエスが繋ぐと、こぼれ球を右足で蹴り込み、4-0。ネイマールはこれが代表通算78ゴール目となり、代表歴代得点数で並ぶ“王様”ペレ氏を抜いて単独トップに立った。

ブラジルはその後、78分に1点を返されるが、90+3分に右サイドからの折り返しにボックス中央のネイマールが右足で合わせ、5-1で勝利。ネイマールのみならず、ハフィーニャとロドリゴ・ゴエスもしっかりと結果を出し、力強いスタートを切った。

また、マルセロ・ビエルサ監督が率いるウルグアイ代表はホームにチリ代表を迎え撃ち、デ・ラ・クルスの2発とバルベルデのゴールで3-1と勝利。チリは0-3からビダルの一発で反撃に転じるが、及ばず、黒星スタートとなっている。

▽9/8
ウルグアイ代表 3-1 チリ代表
ブラジル代表 5-1 ボリビア代表

▽9/7
アルゼンチン代表 1-0 エクアドル代表
パラグアイ代表 0-0 ペルー代表
コロンビア代表 1-0 ベネズエラ代表